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2021-12-26


eスポーツキャスターのアール氏が出演するポッドキャスト番組「ゲーマーの流儀」#23にて、元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏がeスポーツプレイヤーにプロとしての心構えを語る講演会のニュースが取り上げられました。

アール氏は若いプロeスポーツプレイヤーのプロ意識が低いことが近年問題視されている事に触れ、その理由と格闘ゲームのプロプレイヤーはなぜプロ意識を説かれるような事がないのか、以下のように語りました。
eスポーツのプロプレイヤーのモラルというか心構え的な部分は結構問題になってたりする。
理由の1つは、若いプロプレイヤーが多いから。
だから「若いから俺は好き勝手やるぜ!」って選手も少なくない。
何年か前から一応問題になってて、「ゲームさえ強ければいいんでしょ?」の考えで、その他の部分が髪の毛ボサボサとかイベントなのにサンダル出来ちゃうとかが問題になってたり問題視されてる中で発言とか、罵詈雑言をプロなのに他のプレイヤーに行っちゃうとか。

特にプロ野球のメディア対応の教育はものすごくされている。だから五十嵐選手が実際に講演したのはすごいこと。
あと、勝った時より負けた時に話を聞かれる事の方が多いですよ、と具体的なところまで言ってて自分が負けて「今話なんて出来ないよ」って言う時ほどちゃんと答えましょうっていう具体的な講演だったので、これは他のeスポーツのプロプレイヤーもこういうプロフェッショナルな場でやってきた選手達の話を聞く機会が増えたらいいなと思った。

なぜ格闘ゲームのプロにこういう心構えを説くことがないのかというと、年齢が高いから。
なんで若い子達の意識が低いのかというと、ゲームで飯を食っていこう、ゲームで人生の生計を立てようという覚悟がないから。これはもう言い切っていい。
30を越えてプロゲーマーをやるぞ!と仕事をやめた人間はめちゃくちゃ覚悟がある。自分もそうだし、「これダメだったら俺の人生結構つまんねーな」って覚悟を持ってそのことに取り組む。

仕事にするなら必要とされないといけないから、必要とされる人材だったら求められてる事をやらなきゃいけない。じゃあ求められてる事って何だろう?って考え方ができるはず。
だけど覚悟が決まってない人間は「別にこれがダメでも他の事やりたいし、他の事があるし、チャンスはいくらでもあるし」って思ってたらやっぱり目の前の事に感謝は薄れる。
だから格闘ゲームのプロは講演する側であることの方が多い。


元メジャーリーガーが新人プロゲーマーに説く「プロとしての心構え」