1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 16:46:02.53 ID:dClsdFUZ0
響「」モグモグ

千早「…」

響「」モグモグ

千早「あー…」

響「」モグモグ

千早「暇ね」

響「ふぉうだな」モグモグ

千早「ふぁ~」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 16:48:58.46 ID:dClsdFUZ0
響「」モグモグ

千早「ねぇ」

響「」モグモグ

千早「ねぇってば」

響「んー?」モグモグ

千早「さっきから何食べてるのよ?」

響「ふぉーひぉーふあなな」モグモグ

千早「え?」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 16:52:43.71 ID:dClsdFUZ0
響「ふぉーきょーふぁなな!」

千早「食べながら喋るのやめなさいよ」

響ゴクッ「東京バナナだよ」

千早「なんでそんなものあるの?」

響「昨日ね、あんまーが東京来たの」

千早「お母さんが?」

響「そう、それで、お土産だって」

千早「なんで、東京の人に東京のお土産渡すのよ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 16:55:28.57 ID:dClsdFUZ0
響「でもさー。沖縄出身の自分に、沖縄のお土産ってのもねー」

千早「あー。まぁそれはそうだけど」

響「ちゃんとゴーヤーとかもいっぱい持って来てくれたんだぞ」

千早「あら、いいじゃない。またあれ作ってよ」

響「いいよー。明日おいでー」

千早「うふふ。楽しみね」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 16:58:30.12 ID:dClsdFUZ0
千早「ていうか、私にもバナナ一つちょうだいよ」

響「はい」モグモグ

千早「うん、けっこう美味しいのよねこれ」モグモグ

響「だなー。でも値段がちょっとなー」モグモグ

千早「そうよねー。」モグモグ

響「うーん」モグモグ

千早「」モグモグ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:01:00.75 ID:dClsdFUZ0
響「でもさー、なんでバナナなんだろうな」

千早「確かに」

響「東京って別にバナナ多いわけじゃないよな」

千早「どうせこのバナナもどっかから運んで来たやつでしょうね」

響「なんでだろうなー」

千早「ええ」モグモグ

響「はぁ…」モグモグ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:07:06.63 ID:dClsdFUZ0
千早「暇ね…」

響「何か面白いことないかなー」

千早「そうねー」

響「なんか毎日こんな事言ってる気がするなー」

千早「じゃあ、我那覇さん」

響「ん?」

千早「東京バナナで、何かダジャレ言ってよ」

響「えっ!無理だよー!」

千早「はい、3.2.1」

響「うっ、と、東京、ば、バナナ…バナナ、マン」

千早「え?」

響「やっぱり無理だよー!こんなの急にいわれても!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:13:05.44 ID:dClsdFUZ0
千早「そうね、女の子にこういう無茶ぶりはよくないわね」

響「そうだよー、それにさ、バナナでダジャレっていわれるとさ。」

響「ちょっと、あっち方面いっちゃう?…なんちゃって!」

千早「えっ…」

響「え、あ、いや。そんなに引かないてほしいぞ…」

千早「いや、その、我那覇さんってそういう事言うタイプだったのね…」

響「そんな…ち、千早だってちょっとはそういう事言うこともあるでしょ?!」

千早「私は、だってあれじゃない…」

響「まぁ、確かに千早はそういうところあるもんなー」

響「でも、少しはそういう話もできないと、嫌われるぞ?」

千早「そ、そういうものかしら?」

響「うんうん、自分がいうんだから間違いないさー」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:16:15.51 ID:dClsdFUZ0
千早「はぁ…」

響「うん…」

千早「なんかごめんなさい」

響「いや、いいぞ。あやまらなくても」

千早「はあ…」

ピロリーン

響「お」ポチットナ

スタート!

千早「あら、何?それ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:23:01.52 ID:dClsdFUZ0
響「あ?これかー?千早、知らないの?」

響「今話題の、ミスト機だぞ」

千早「かわいいわね」

響「五分に一回、ここを押すと、お肌にいい霧が出てくるんだ」

千早「なんか、しゃべってなかった?」

響「そうそう、スタートボタン押すと、ここが光って音がなるんだよ」

千早「面白そうね、私にもやらせて」

響「いやー、これ、一回押すと、五分立たないとおせないの」

千早「そう…」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:28:51.31 ID:dClsdFUZ0
響「そんなに残念そうにするなよー」

千早「だって、面白そうじゃない」

響「そんなに面白いもんじゃないぞ」

千早「だって、ピロリーンって!」

響「めづらしいのか?みんな持ってるもんだと思ってたよー」

千早「初めてみたわ」

響「ダメだぞー。こういう女子のトレンド、しっかりチェックしないと」

千早「そ、そうかしら?」

響「そうだよ!千早は、そういうの知らなさすぎだとおもう」

千早「でも、私がそういうの詳しいのも、嫌でしょ?」

響「いや、まぁそうかもしれないけどさ…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:33:03.12 ID:dClsdFUZ0
千早「うーん…」

響「うん」

千早「…」

響「はぁ…」

千早「うん…」

響「そういえば最近さー」

千早「なに?」

響「乱れてるんだよねー。周期」

千早「え?」

響「だから、アレの周期だよ」

千早「ア、アレって?」

響「生理だよ!せ、い、り。」

千早「せ、せいりぃ?」

響「そう、最近、早かったり、遅かったりして、大変なんだー」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:37:06.31 ID:dClsdFUZ0
千早「そ、そうなの?」

響「うんー、つらいよなー」

千早「そんなこと。わ、私に相談すべきじゃないとおもうけど…」

響「なんでだよー、冷たいこというなって」

千早「だって…ねぇ、恥ずかしくないの?」

響「恥ずかしくないよー。自分と千早の中じゃないかー」

千早「そ、それないいけど。」

響「うーん…千早はちょっと恥ずかしがりすぎるぞ」

千早「そうかしら…」

響「うん」

千早「ごめんなさい」

響「はぁ…」

25: >>21どうしてもはずせなかった 2013/01/30(水) 17:40:56.30 ID:dClsdFUZ0
ピロリーン

響「」ポチッ

千早「あ!」

スタート!

響「あ!ごめん」

千早「な、何してるのよ!」

響「ごめんなー。また五分後で」

千早「もう!五分がどれだけ長いかわかってるの?!」

響「えー、すぐじゃんかー」

千早「…」

響「そんなにへこむなってばー。ごめんな」

千早「うん…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:43:37.69 ID:dClsdFUZ0
響「はぁ…」

千早「まだかしら…」

響「はやいよ!まだ10秒しかたってないぞ!」

千早「そう…」

響「ほら、しゃべってたらすぐだから」

千早「」チラッ

響「ほら、これみてよこれ。」

千早「うん」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:49:06.19 ID:dClsdFUZ0
響「かっこいいでしょ?」

千早「だれ?この写メ」

響「この間の雑誌の取材でさ!いっしょに撮影したんだ!モデルさんだって!」

千早「私の10倍イケメンね」

響「なんで比べるんだよっ。そんでさ、この中だと誰が一番タイプ?」

千早「え、いやそんなこと聞かれても」

響「自分は、自分は一番右がかっこいいとおもうぞ!」

千早「あぁー。かっこいいわね」

響「だろ?!だろ?!少しにぃににもにてるんだ!」

響「で、千早はどれがいいとおもう?」

千早「いや、私そういうのないから」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:52:12.05 ID:dClsdFUZ0
響「つれないこというなってー。選ばないといけないの!」

千早「いや、私ば誰でもないわ」

響「えー、えらぼうよー。つまんないぞ!」

響「じゃあ!じゃあ!誰かと付き合わないといけないとしたら?!誰?!」

千早「付き合わないわ」

響「だめなの!絶対どれかと付き合うの!」

千早「いや。おかしいじゃない。なんで男同士で付き合わないといけないのよ?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:54:02.74 ID:dClsdFUZ0
響「え?」

千早「いや、だから、変でしょ?男が男と付き合うって」

響「どういう意味だ?」

千早「そのままじゃない。なんで男の私が男を選ぶわけ?」

響「え?なに?千早男なのか?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 17:57:22.52 ID:dClsdFUZ0
千早「どういう意味よ。」

響「どういう意味って聞きたいのはこっちだよ!なんで千早が男になるんだ?!」

千早「男になるって、私は最初から男じゃない」

響「な、何を言ってるんだ千早?おかしくなったのか?」

千早「どこがおかしいの?何か私変な事言ってるかしら?」

響「いやだって千早、女じゃん!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 18:02:17.54 ID:dClsdFUZ0
千早「なんでよ!いつから私が女になったのよ?!」

響「ほら!喋り方!私って!」

千早「これは、丁寧に話すようにしたら自然にこうなったのよ!」

響「なったのよって!そんな喋り方するのは女かオカマぐらいだよ!」

千早「確かに、オカマっぽいってよく言われるけど!中身はちゃんとした男よ!」

響「おかしいおかしいぞ!だっていままで男だって言わなかったじゃないか!」

千早「言わないわよ!じゃああなたは私オンナですって言ったの?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 18:08:07.74 ID:dClsdFUZ0
千早「はいさーい!自分、我那覇響!女の子です!って?言わないでしよ?!」

響「いや、でも!ほら女の子の服!着てるじゃん!」

千早「きてないわよ!これ!立派な男ものよ!」

響「うっ、まぁたしかに。いつもメンズっぽい服着てるとは思ってたけど…」

千早「え?というか、我那覇さんは私の事女の子だと思ってたの?!」

響「思うよ!女の子にしか見えないもん!」

響「ほら!名前だって、千早、じゃん!」

千早「たしかに、そこは親のセンスを疑うわ。まるで江戸時代よね」

響「いや、江戸時代でも千早って男はいないぞ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 18:12:50.67 ID:dClsdFUZ0
響「いや!信じないぞ!千早は女の子だよ!」

千早「なんでそうなるのよ…」

響「し、証拠!証拠見せてほしいぞ!」

千早「証拠って…あ、じゃあ」

響「そうだよ証拠だよ!」

千早「ほら」ヌギッ

響「ノ、ノー  ?!」

千早「当たり前よ!なんで男がブラジャーするのよ!」

響「たしかに、言われてみれば…」

千早「ね?ムネ無いでしょ?みなさいこの立派に割れた腹筋」

響「イイ体してるぞ…」

千早「ありがとう///」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 18:19:33.51 ID:dClsdFUZ0
千早「し、下も…見る?」

響「遠慮しておきます!」

千早「ね?信じて貰えた?」

響「ち、ちょっと待ってよ。千早は、最初から、男の子なんだよな?!」

千早「当たり前じゃない」

響「じ、じゃあさ。アレなのか?自分が、バナナとかで、はしゃいでたのも」

千早「そういう目でみてたわ」

響「ご!誤解しないでほしいぞ!自分、男子のまえでは、絶対そういうこと言わないんだからな!」

千早「そう思ってたわ」

響「あれは千早を女子だと思ってたからで…あ"!!!!」

千早「ミストなんて男が知ってるわけないし」

響「せ…せい…」カアアアアッ

千早「ドン引きしたわ」

響「うがー!恥ずかしすぎるぞ!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/30(水) 18:27:48.20 ID:dClsdFUZ0
千早「大丈夫、我那覇さん。私全部忘れるから、いままでどおり。ね?」

響「そ、そんなの…できるわけないぞ…」

千早「そんな…」

響「あ、明日のゴーヤチャンプルーも、ちょっと…」

千早「待って、ねぇ我那覇さん」

響「大丈夫だよ。事務所まで持ってきてあげるから」

千早「ちがうの、我那覇さん。聞いて?私実は…我那覇さんの事…」

千早「す…す…」

ピロリーン

千早「来たっ!」ポチ

千早「スタート!」

響「…」

千早「…帰るわ」


終わろう

引用元: P「響と千早は親友」