中国民営完成車メーカー1位の吉利自動車が国内自動車部品メーカーの明新（ミョンシン）グループと提携し、来年から旧韓国GM群山（クンサン）工場で1.5トンの電気トラックを生産して販売することにした。 中国メーカーが国内で電気車を生産するのは吉利汽車が初めてだ。 内燃機関車時代には格下と評価されていた中国車が「電気自動車屈起」で自国市場を掌握したのに続き、韓国を足場にグローバル市場に進出し始めたという分析だ。

関連業界によると、吉利汽車商用部門は今月21日、中国杭州本社で明信と電気自動車合弁の開発・製造・販売契約を結んだ。 両社は地理車が来週現地で公開する小型電気トラック「シンシャン（e51）」に基づいた韓国オーダーメード型モデルを開発した後、来年6月から群山工場で生産することにした。

業界関係者は「電気商用車市場が大きくなっているが、国内消費者としては現代自動車と起亜以外には選択肢がない状況」とし「吉利車と明神が韓国電気商用車市場をブルーオーシャンと判断した」と述べた。

今年6月に中国で発売される「星翔」は、1回の充電では走行距離が250キロ程度だ。 現代自ポーター2エレクトリックや起亜ボンゴ3電気自動車より30キロもっと走れる。吉利車と明神は、この車に韓国消費者が好む仕様の通風シートを装着し、韓国型にアップグレードする計画だ。 初期生産台数は年間4000台と見積もった。 その後、物量を増やす一方、8トンの電気トラックや電気ピックアップトラックまで韓国型で開発し、群山工場で生産するという計画だ。

25年には国内で電気商用車3万台を販売するというのが両社の計画だ。 3年後には電気商用車市場が8万台に拡大すると予想されることを勘案すれば、シェアを37.5%まで高めるという攻撃的な目標を設定した。 市場では中国が韓国市場の中心地である現代自・起亜に強力な挑戦状を突きつけたという分析が出ている。

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