本棚を見た学生から「先生、これ全部読んだんですか」と聞かれる。案外重要な問いだと思うのでいちいち応えている。「まず第一に、読んでません。ただ大学院博士課程で修行をすると、所蔵すべき重要文献が何かわかります。題名・目次・著者からおおよその内容は分かります。自分が書く時に読みます」。
— オッカム (@oxomckoe) May 8, 2022
「第二に、創造とは自分が所蔵している文献を把握できなくなってから可能となります。その時の問題関心から文献を購入するのですが実際には忙しさからすぐには読めません。時が流れ、新たな問題関心から何かを書こうとした時、異なる関心から購入した文献がインスピレーションを与えてくれます」
— オッカム (@oxomckoe) May 8, 2022
本棚を眺めていると、愕然とすることがあります。まるでいつ購入したか覚えていない文献がしばしばあります。それを紐解くと、そこに重要なヒントが記述されていることがあります。問題関心は肉体のように変化すると同時に、同じ一つの頭がそれを購入していることがとても重要なのです。
— オッカム (@oxomckoe) May 8, 2022
購入した時の問題関心と身体、それから月日が流れ、あるものを書こうとしている時の問題関心と身体。そのギャップが独創性を形成するのだと僕は考えています。だから本棚に読んでない本があることは大切なことなのです。学生である皆さんは図書館の本棚を4年間眺めていてください。何か思いつきます。
— オッカム (@oxomckoe) May 8, 2022
資料性の高い書籍に限って,(対象がニッチ&高い&数が売れないせいで)すぐに絶版になったりして入手困難になるんですよね.
— T.Adachi (@tadachi) May 9, 2022
何度「すぐに読まないにしても,あのとき買っておけば…」と,後悔したことか.
そう考えるとすごくでかい辞書みたいに思えてきた
— 大魔王 信天翁 (@Tori_rillettes) May 9, 2022
文献の中身は変わらないはずなのに、不思議なものですよね。
— ナオキ (@katsu16_okrk) May 9, 2022
知識が増え、考えが変わったときに開くとそんなこと書いていたんだ!と驚かされる。そんな驚きが楽しくてつい集めちゃうんですよね。(そして気づいたら汚部屋になっている)
必要な所だけ必要な時に読めばいいってことですね。
— おわたろう (@trout35088796) May 9, 2022
南条竹則先生の「あくび猫」に、本は積んで置くだけで貴い、と有ります。
— 常磐に堅磐に (@Xmdw5RiN9Z5uSYo) May 9, 2022
學生達にとっての辞書のような物なんですかね
— 駄女神@やまがた (@Ve9bL1nvJFJ5bmv) May 9, 2022
オタクニュース
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