(台北 16日 中央社)タクシー運転手の男が台湾を観光中の韓国人女性3人に睡眠薬飲ませ、そのうち1人に性的暴行をした事件について、交通部観光局は16日、男を厳しくけん責した上で、今回の事件は「一つの事例」だとし、
台湾の観光地としての安全性を強調した。
男は今月12日、台北近郊の駐車場で、睡眠薬を混入させた飲料を乗客の韓国人女性3人に飲ませ、その後、意識を失っていた女性1人の胸や下半身を触ったとみられている。
男は容疑を認めており、15日に身柄を拘束された。
観光局は事件発覚後、韓国観光公社台北支社に連絡を取り、被害にあった女性に対する協力を申し出たほか、周永暉局長も楊昌洙(ヤン・チャンス)駐台北韓国代表に電話で関心の意を表したと説明。
さらに、同事件は「大多数の善良なタクシー業者や運転手に対する信頼を損なわせただけでなく、台湾観光に対する国際的なイメージにも傷をつけた」と非難した。
韓国の世論からも注目されていることを受け、観光局は法を犯した者に対する台湾の厳しい姿勢を提示。
事件の発生を深刻に受け止め、観光の安全に関する管理などを強化していくと説明した。
韓国からの訪台観光客は堅調に伸びており、昨年1~11月までの韓国からの旅行者数は前年同期比33.2%増の78万4819人に達した。
http://japan.cna.com.tw/ne
ws/asoc/201701160005.aspx