ドナルド・トランプ新大統領の移民対策に抗議する人達が増えるなか、グーグルがトップページのロゴに2017年1月30日、フレッド・コレマツ氏の画像を採用しました。
“If you have the feeling that something is wrong, don’t be afraid to speak up.” – Fred Korematsu #GoogleDoodle https://t.co/sUgieswYuS pic.twitter.com/XxoYHCWQlv
— Google (@Google) 2017年1月30日
フレッド・コレマツ氏は第二次世界大戦中、アメリカの日系人が強制収容されたことの不当性を訴え続けた人物。誕生日である1月30日は「フレッド・コレマツの日」としても知られています。グーグルはトップページにその日に関連する人物やイベントをロゴに採用することになっており、ドナルド・トランプによる特定の国からの入国を禁止する大統領令に抗議するものとしてフレッド・コレマツ氏を採用したようです。ロゴをクリックすればフレッド・コレマツ氏に関する検索結果が表示されるようになっています。
フレッド・トヨサブロー・コレマツ(Fred Toyosaburo Korematsu、日本名:是松 豊三郎(これまつ とよさぶろう)、1919年1月30日 – 2005年3月30日)は、第二次世界大戦期のアメリカ合衆国における、日系人の強制収容の不当性を訴えた権利擁護活動家。
以下、海外の反応。
・これは素晴らしいことだと思う。
・嬉しいな。僕はカリフォルニアの「フレッド・コレマツ中学校」出身なんだ。
・でもグーグルのトップページに絵を載せたって、何にもならないと思うけど。一番いいのはドナルド・トランプを検索結果から外すことだよ。
・でもグーグルのトップページの絵をクリックすると、その人に関連する検索結果が出てくるんだよ。フレッド・コレマツを知ってもらうきっかけになる。アメリカでの日系人の強制収容所について知ってもらえば、トランプ大統領に対する違った見方ができると思う。
・アメリカ人のほとんどは「こいつ誰だ?」って感じで気にも留めないと思うけど。
・クリックして調べる人もいるよ。
・もっと強烈な画像を採用してもいいと思う。強制収容所に送られるユダヤ人の子供とか、戦闘地域に送り返されるシリア難民の子供とかの方がインパクトはある。
・1月30日はフレッド・コレマツ氏の誕生日でカリフォルニア州も正式に「フレッド・コレマツの日」と制定してるんだよ。
・グーグルもネットフリックスもアップルもアマゾンも反トランプ運動を始めてるね。何しらの影響は与えるはずだ。
・移民がいなければそういう大企業も成り立たなかったということに気づいたんだろうね。
・僕は日系アメリカ人だけど、コレマツという名前はよく知ってる。コレマツ氏と政府との裁判で最高裁が下した判決は僕の魂に焼き付いている。
・悲しいことに、未だに日系アメリカ人の強制収容を正当化する人達がアメリカにはたくさんいるんだよな。
・日系人の強制収容所のことは忘れてはいけないことだよ。
・アメリカは戦時中、日本人は脳が小さい人種だということを科学的に証明しようと試みたこともあった。
・アメリカには昔、中国人の移民を禁止したこともあったんだ。アメリカ人の職を奪うからといって。でも今のアメリカで最も勤勉なのは中国系アメリカ人だ。
・今のアメリカ人も元々はみんな移民なんだよな。ネイティブ・アメリカン以外は。