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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2017年02月09日 23:54
■体験談

大学時代のある日、偶然彼氏と彼友人達の立ち話を聞いてしまった。
彼友人1「お前(彼)の彼女、デブだなー」
彼友人2「あんなんで立つの?」
彼「んー、作る飯は美味いんだけど~。でもやっぱデブだな~」
彼友人3「じゃあそいつ(私)家政婦にして別に彼女作れよ」
彼「あ、それいいなー!」
彼友人1「今度コンパしねえ?いいメンツいるん…?!」
ここで彼等、私の存在に気づく。私は彼にビンタしてその場を去る。どうやって家に着いたか記憶が無い。




それから私はダイエットに取り組んだ。本当はおシャレなフィットネスクラブに通いたかったが金が無いので、たまたま近所にあったボロいアスレチッククラブに入会。ムキムキお兄さんとおじさんに混ざって徹底的に鍛えまくった。食事にも気を付けた。
いつか見返してやる!と言う信念もあって挫折はしなかった。その間彼から何度も電話があったが無視。彼は1学年上で当時就活の為あまり学校には来なかったから、学校で顔も会わせる事も無かった。

そして1年近く経った。ぷよぷよだった足や二の腕はカッチカチ、全体的に脂肪が取れて丸かったシルエットは鋭角的に。服は3サイズ小さくなった。

そして卒業式。私は手伝いで学校にいた。彼が私を見つけて近寄る。変身した私をまじまじと見て一言「オレ、お前のぷよぷよな体が好きだった…」
…知るか。じゃあ何で友人達に私がデブって言われても怒らず同調してたんだよ。私はそれで傷ついたんだ。私は彼を一睨みしてその場を去った。
今私はリハビリトレーナーをしている。あのアスレチッククラブで出会ったおじさんの一人に甥っ子を紹介されて結婚前提のお付き合いもしてる。
元彼のお蔭だありがとう。

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