ガヴリール「サターニャに負けた」
- 2017年05月28日 09:10
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ガヴリール「うっわマジかよ……サターニャに負けた!?いやいやおかしいだろこれ。なんの陰謀が働いてるんだよ」
サターニャ「ガヴリールに勝ったああああ!!!」
ガヴリール「うるせえ」
サターニャ「見たか!おっしゃあ!どうよ!?これで私の方が上だってわかった!?」
ガヴリール「あーはいはいそうっすね」
サターニャ「もっと悔しがりなさいよ!!」
ガヴリール「悔しい!!……もういい?」
サターニャ「むきいいいいい!」
サターニャ「待ちなさいガヴリール」
ガヴリール「あ?」
サターニャ「バツゲーム、まだでしょ?」ニヤリ
ガヴリール「……ちっ」
サターニャ「ふふふ、さぁてガヴリールにはどんな命令をしようかしら~?」
ガヴリール「こいつが調子乗った時ってほんとウザいな」
ガヴリール「ほら、さっさと言えよ。まあ従うとも限らないけどな」
サターニャ「…………うん」
ガヴリール「サターニャ?」
サターニャ「そうね……」
サターニャ「ガヴリール」
ガヴリール「?」
サターニャ「お願い、決めたわ」
ガヴリール「お、おう?」
ガヴリール「え?」
サターニャ「私に、優しくして」
ガヴリール「なっ……!」
サターニャ「いいでしょ!バツゲームだもん」
ガヴリール「わ、わかったよ」
サターニャ「ほんとっ?」
ガヴリール「今日1日だけな」
サターニャ「うん!」
ガヴリール(なんだよ、優しくしてって)
ガヴリール(なんだよ……命令じゃなくて、『お願い』って……)
サターニャ「え、今とくに要らないわ」
ガヴリール「サターニャ、これ私のお腹空いたとき用の非常食だけど、ちょっと食べる?」
サターニャ「いや、あんたが食べなさいよ……」
ガヴリール「サターニャ」
サターニャ「なによ?」
ガヴリール「優しくってわかんない」
サターニャ「優しさを忘れた天使って堕天と同義なんじゃないの」
ガヴリール「うるせえ」
サターニャ「いつもより素直になって欲しいのと、少しだけ私に対して付き合いが良くなって欲しいの!」
ガヴリール「それなら、まあ、わかった」
ガヴリール「はぁ?なんでおまえと……」
サターニャ「嫌ならいいわよ……」
ガヴリール「う、あっと……」
ガヴリール「いや、ごめん。別に嫌じゃない」
サターニャ「ほんと?無理してない?」
ガヴリール「お前相手だと反射的にこうなっちゃうんだよ。察しろよ」
ガヴリール「すまん。それやだ。疲れる」
サターニャ「え!?」ガーン
ガヴリール「かわりに着くまでしりとりで勝負してやるから」
サターニャ「まあそれはそれで良いわね」
ガヴリール「大天使」
サターニャ「衝撃波」
ガヴリール「ハニエル」
サターニャ「なにそれ」
ガヴリール「私の妹」
サターニャ「知らないわよ」
サターニャ「ガヴリール!甘いもの食べに行きましょ!」
ガヴリール「えー……うう~ん」
サターニャ「行きたく、ない?」
ガヴリール「いや、別に行ってもいいんだけど金が無いんだ」
サターニャ「じゃあ私が奢るわ!」
ガヴリール「まじか」
サターニャ「それなら来てくれる?」
ガヴリール「まあ……いく」
サターニャ「やった!早速行きましょ!」
ガヴリール「お前なんだかんだ仕送り多いし金持ちだよな……」
サターニャ「あんたと違って私は私の仕事してんのよ」
ガヴリール「……ん」スッ
サターニャ「ありがと」ぎゅ
ガヴリール「……」
サターニャ「……」
ガヴリール「そんなニコニコすんなよ気持ち悪―――」
サターニャ「」じー
ガヴリール「……ぐっ」
ガヴリール「嬉しそうにされると、私が恥ずかしいだろ……!」///
サターニャ「んふふ、確かに恥ずかしがってるわね」
サターニャ「美味しいわね、ガヴリール!」
ガヴリール「うまっうまっ」
サターニャ「ほっぺにクリーム付いてるわよ」
ガヴリール「え?どこどこ?」ゴシゴシ
サターニャ「そっちじゃないわよ、ほら」フキフキ
ガヴリール「ちょっ!自分で拭けるから!やめろ……!」
サターニャ「拭けてなかったじゃないの」
サターニャ「…………」
サターニャ「ガヴリール、あ~ん!」
ガヴリール「サターニャ、もう素直に言っていい?恥ずかしいからそういうの無理」
ガヴリール「ああ、満足した」
ガヴリール「サターニャ」
サターニャ「なによ?」
ガヴリール「私は金が無い」
サターニャ「知ってるわよ」
ガヴリール「でも、と、友達にその、奢られっぱなしなのは嫌だ」
サターニャ「わかってるわ。あんたが付き合い悪い理由の半分は自分がお金出せないからでしょ」
ガヴリール「知ってたの?」
ガヴリール「うん……」
サターニャ「でも今日はどうしても私がガヴリールと遊びたかったのよ。だから気にしなくて良いわ」
ガヴリール「いや、この借りは返すよ。具体的にはこの後、私の家で返す」
サターニャ「ガヴリールの家?」
ガヴリール「うむ。お前を盛大にもてなしてやろう」
サターニャ「ほんとっ?期待するわよ!」
ガヴリール「……ん」ぎゅ
サターニャ「……」ニコニコ
ガヴリール「お前手繋ぐの好きなの?」
サターニャ「ガヴリールと繋ぐのは、好きかも」ニコニコ
ガヴリール「そ、そっか……」
サターニャ「ガヴリール……あんたの盛大なもてなしってのは水道水とカップラーメンとポテチのことなの?」
ガヴリール「仕方ないだろ?金が無いって言ったじゃん。いいもん食えるとでも思ったのか」
サターニャ「いやまあ思っては無かったわよ。でもせめて手料理的なのは出て来てほしかったわ」
ガヴリール「まあそれはいつかな」
ガヴリール「んじゃサターニャは、こっち」
サターニャ「え、コントローラー……」
ガヴリール「私流のおもてなし」ニコッ
ガヴリール「サターニャ!こっちに来い!あと一発当たったら終わりだぞ」
サターニャ「来いって行っても退路が塞がれてるんだけど!?」
ガヴリール「閃光弾まくからR2でしゃがめ」
サターニャ「あわわわ!いきなり投げないでよ!」
ガヴリール「よし怯んだ!グレネード撃つぞ」
『どがあああああん』
サターニャ「ちょっと!あと数秒逃げるのが遅れてたら私も範囲に入ってたわよ!?」
ガヴリール「入らないように撃ってんだよ。よーしこれでクリアだな」
サターニャ「あんた上手すぎ……。私との残りHPの差が……」
ガヴリール「サターニャのキャラ流血しすぎ。右腕取れてんじゃん」ケラケラ
サターニャ「なんなのこの妙にグロいゲーム」
ガヴリール「おう、寝るか?」
サターニャ「お風呂よお風呂!まだ入ってないでしょ!」
ガヴリール「ああ、いってら」
サターニャ「まさかあんた入らないつもりじゃ」
ガヴリール「だって前に入ったし」
サターニャ「前っていつよ」
ガヴリール「覚えてない」
ガヴリール「何がわかったんだよ……面倒だからいい」
サターニャ「私がいる限りお風呂に入らないなんて悪事させないわ!無理矢理でも入れるんだから!」バッ
ガヴリール「わわわわ!抱きかかえるなバカ!落ちる!落ちる!」ぎゅぅぅ
サターニャ「お姫様抱っこされてお風呂に連れていかれるなんて優雅ねガヴリール!」
ガヴリール「なんなのこれ」
サターニャ「何それ甘えてるの?私に洗って欲しいって言ってる?」
ガヴリール「い、言ってないから!!」
サターニャ「私にはそう聞こえたわ!良いわよガヴリール、徹底的に綺麗にしてあげるわ!」
ガヴリール「いいいいって!洗わなくていい!やめっ、お前強引、調子のるな!」
サターニャ「あははははっ!大人しくしなさいガヴリール!どうせ力じゃかなわないでしょう!」ゴシゴシゴシ
ガヴリール「んぎゃあああああああ」
ガヴリール「私は疲れた」
サターニャ「でも楽しかったでしょ?」
ガヴリール「それより恥ずかしさの方がはるかに上回ったわ」
サターニャ「別に恥ずかしがる必要ないじゃない」
ガヴリール「恥ずかしいわ!湯船の中で抱っこされて恥ずかしくないやつなんていないだろ!?」
サターニャ「だって二人じゃ浴槽狭いでしょ!ガヴリール小さいんだからちょうどいいじゃない!」
ガヴリール「別々に入ればいいだろ別々に……」
サターニャ「あんたは寝ないの?」
ガヴリール「んー、ゲームやって眠くなったら床で寝落ちかな」
サターニャ「身体痛くなるわよ」
ガヴリール「もう慣れたよ。最近ほとんどベッド使ってないわ」
サターニャ「たまには布団で寝た方がいいと思う。こっちの方が気持ちいいわよ」
ガヴリール「いいよ別に」
ガヴリール「ん」
サターニャ「私は、ガヴリールと一緒に寝たい」
ガヴリール「なっ……」
ガヴリール「お前、今日ほんとどうかしすぎ……」
ガヴリール「変な笑い声出すな」
サターニャ「あんたも意外と付き合い良いじゃない」
ガヴリール「お前が優しくしろって言ったんだろ」
サターニャ「嫌なら別に強制じゃないわよ」
ガヴリール「べつに、いやじゃ、ないけど……」
サターニャ「んふふふふふふふふ」なでなでなでなで
ガヴリール「うぅ~~~~…………!」///
サターニャ「おやすみガヴリール!」なでなで
ガヴリール「さっさと寝ろ!」
サターニャ「ZZZ」
ガヴリール「……」
サターニャ「がゔりぃるぅ~……ZZZ」ぎゅぅぅぅ
ガヴリール「おい」
ガヴリール「いつまで寝てんだ……」
ガヴリール「あほ悪魔!」ゲシッ
サターニャ「んがっ!?」
サターニャ「?! !???」
ガヴリール「おはようサターニャ。優しい私は昨日で終わった」
ガヴリール「今日からは冷酷なる天使ガヴリールだ」
サターニャ(目線も合わせてくれないし!)
サターニャ(もう昨日みたいに遊んでくれないのかしら…………)グスッ
ガヴリール「おいサターニャ、早く歩けよ。遅刻するだろ」
サターニャ「わ、わかってるわよ」
サターニャ「…………」
サターニャ「……ガヴリール」スッ
ガヴリール「…………」
ガヴリール「ん」ぎゅ
サターニャ「!」
ガヴリール「サターニャきもい」
サターニャ「あれね、素直なガヴリールも可愛いけど」
サターニャ「素直じゃないガヴリールもとっても可愛いわね!」
ガヴリール「サターニャきもい!!!」///
完
元スレ
ガヴリール「サターニャに負けた」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1495895090/
ガヴリール「サターニャに負けた」
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コメント一覧 (34)
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- 2017年05月28日 09:25
- ほんとガヴサタ人気だなヴィーネさんぶちぎれもんだろ
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- 2017年05月28日 09:25
- ガヴサタをすこれ…すこるのだ…!
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- 2017年05月28日 09:25
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んひひ♡
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- 2017年05月28日 09:44
- ガヴサタは尊い・・・
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- 2017年05月28日 09:53
- ハラショー
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- 2017年05月28日 10:10
- ふーん、まぁまぁかな
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- 2017年05月28日 10:14
- الل^~
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- 2017年05月28日 11:15
- ふざけんなこのクソアマあああああああああ!!!!!
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- 2017年05月28日 12:28
- うわぁ…なんか淫魔が沸いてますね
そして私はもう悟りました…天真先輩の幸せが私の幸せなんです!
でも出来れば私と…えへへ///
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- 2017年05月28日 13:02
- タップリンがタプリスになってて草
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- 2017年05月28日 13:22
- الل^~
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- 2017年05月28日 13:30
- ガヴサタがガヴドロの真理なんだよな
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- 2017年05月28日 13:54
- アッラー^~書いてる奴知らねぇぞwwwwww
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- 2017年05月28日 14:11
- ガヴーニャっ!
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- 2017年05月28日 15:27
- サタニキア様すこだ🙆
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- 2017年05月28日 17:45
- あら~
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- 2017年05月28日 21:58
- は?何ですかこれ
天真先輩をたぶらかすのはいい加減やめてください
そもそも天真先輩は年下にしか興味無いんですよ。妹さんにすごく甘いのがその証拠です
残念でしたね胡桃沢先輩
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- 2017年05月28日 22:04
- 残念ながらその胡桃沢先輩に謝罪動画をアップさせられるんやで
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- 2017年05月28日 22:16
- 往生際が悪いと天真先輩に嫌われちゃいますよ?
この世界線の天真先輩は胡桃沢先輩を選んだんですから…私は天使としてお二人を祝福します!
でも次の世界線では私と天真先輩が…えへへ///
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- 2017年05月28日 22:36
- なんか久しぶりのガヴサタな気がする
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- 2017年05月28日 22:40
- タップリンは更正したのかしてないのか…
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- 2017年05月29日 00:43
- ガヴサタは尊い…😚😚😚😚
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- 2017年05月29日 00:58
- あああああガヴサタあああああぁぁぁ
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- 2017年05月29日 01:33
- タップリン毎回追い詰められはするものの決定的な更正シーンが無いからな
というか更正してしまうと俺らの楽しみが減ってしまうんやで
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- 2017年05月29日 01:37
- タップリンが更生するわけない
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- 2017年05月29日 01:43
- そぉい!
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- 2017年05月29日 01:43
- 伸びろ!!
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- 2017年05月29日 01:50
- ガヴサタのサターニャ最高だけど、たまにはヴィネットとの絡みみたい
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- 2017年05月29日 03:43
-
聖書にしよう
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- 2017年05月29日 13:48
- これは入籍も時間の問題ですねぇ…
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- 2017年05月29日 15:25
- はあぁぁぁ〜~〜~〜~〜~…………すき…………………
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- 2017年06月02日 17:08
- ツンデレガヴサタは至高だな
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- 2017年08月08日 23:30
- ガヴサタは世界の真理である、奉れよ
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- 2017年10月07日 22:38
- もう、最近は飯食いながらガヴサタを読むのが日課だな