301: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/30(金) 00:40:08 ID:2rcLv5Mb
昔のことになるが、ラブドールてのを持っていたことがある。
結構高くて20万くらいした代物。
結構高くて20万くらいした代物。
だけど彼女いない歴生まれて以来のの俺にとっては命の次に大切な
彼女。
通販で下着から部屋着まで揃えて着せ替え人形みたいにして大切にしていた。
彼女が俺の部屋で同居して以来、毎晩一緒に寝ていたんだ。
で数ヶ月くらいしたときかな、彼女と一緒に寝ていて夜中にふと目が覚めた。
寝返りをうって隣の彼女の方を見たんだ。
外の薄明かりの中に彼女も目を閉じて寝ているのが判った。
俺は何気なしにまた反対側に寝返りをうってそのまま寝続けようとしたその時。
背筋に冷たいものが走った。
彼女の目は閉じる仕組みになっていない。つまり常時ぱっちりした目が開いている
構造なのだ。
今見た光景は確かに目が閉じていた・・・。
心臓がドキドキしてきた。
もう一度振り返る勇気がでない。
今にも後ろから彼女の手が伸びてきそうな恐怖に襲われた。
一度恐怖を感じるとパニックになりそうだった。
彼女。
通販で下着から部屋着まで揃えて着せ替え人形みたいにして大切にしていた。
彼女が俺の部屋で同居して以来、毎晩一緒に寝ていたんだ。
で数ヶ月くらいしたときかな、彼女と一緒に寝ていて夜中にふと目が覚めた。
寝返りをうって隣の彼女の方を見たんだ。
外の薄明かりの中に彼女も目を閉じて寝ているのが判った。
俺は何気なしにまた反対側に寝返りをうってそのまま寝続けようとしたその時。
背筋に冷たいものが走った。
彼女の目は閉じる仕組みになっていない。つまり常時ぱっちりした目が開いている
構造なのだ。
今見た光景は確かに目が閉じていた・・・。
心臓がドキドキしてきた。
もう一度振り返る勇気がでない。
今にも後ろから彼女の手が伸びてきそうな恐怖に襲われた。
一度恐怖を感じるとパニックになりそうだった。
303: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/30(金) 00:49:01 ID:2rcLv5Mb
俺は意を決して、何も気付いていない振りをすることにした。
「おしっこおしっこ・・・」
寝ぼけている振りをしながら彼女を見ないように起き上がると、
ゆっくりとトイレに入った。
おしっこなんか出ない。体が震えている。
もう恐くて和室の布団に戻るなんてできない。
トイレから出ると、そのまま布団のある部屋には行かずに
狭い洋間の部屋に逃げこんで中から鍵をかけた。
「これで安心。朝までここにいよう」
寝袋を出してドアの方をに頭を置いて寝ることにした。
「明日の朝一番でラブドールはゴミにして捨てよう」
何といっても人形が恐かったのだ。
しばらくうとうとしていると、ミシと廊下の方でかすかな音がしたのに気付いた。
何気なくドアの方を見ると、ドアの下の隙間に見えた。
外の光からかすかに判る。
横向きに立っている彼女の足が・・・。
俺が穿かせているソックスだから間違いない。
「おしっこおしっこ・・・」
寝ぼけている振りをしながら彼女を見ないように起き上がると、
ゆっくりとトイレに入った。
おしっこなんか出ない。体が震えている。
もう恐くて和室の布団に戻るなんてできない。
トイレから出ると、そのまま布団のある部屋には行かずに
狭い洋間の部屋に逃げこんで中から鍵をかけた。
「これで安心。朝までここにいよう」
寝袋を出してドアの方をに頭を置いて寝ることにした。
「明日の朝一番でラブドールはゴミにして捨てよう」
何といっても人形が恐かったのだ。
しばらくうとうとしていると、ミシと廊下の方でかすかな音がしたのに気付いた。
何気なくドアの方を見ると、ドアの下の隙間に見えた。
外の光からかすかに判る。
横向きに立っている彼女の足が・・・。
俺が穿かせているソックスだから間違いない。
305: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/30(金) 00:56:38 ID:dYx3cPzo
>>303
続きは?
続きは?
306: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/30(金) 01:10:03 ID:2rcLv5Mb
動くはずが無い人形がドアの外に立っている。
そう思うと俺は全身鳥肌が立った。
とにかく恐かった。寝袋を頭から被った。
しばらくして動悸が治まった俺は冷静に考えてみた。
「人形が歩くわけが無い。さっきの寝顔だって気のせいかもしれない。ちょっと
しか見てないじゃないか」
おそるおそる寝袋からそっと顔を出してドアの隙間を見た。
何も見えない。
立ち上がってドアの側に行く。
音もしない。電灯を点けた。灯りが点ると気が落ち着いた。
そっとドアを開けて廊下に出てみた。何もない。
廊下の電灯をつけて漸く気が持ち直したので、和室を廊下側から
そっと覗いて見ると、ラブドールの彼女は当たり前だが仰向けになって
寝ていた。
「ほれごらん、やっぱり気のせいだったんだ」
彼女はしっかり目を開けていつもの表情で横たわっていた。
そう思うと俺は全身鳥肌が立った。
とにかく恐かった。寝袋を頭から被った。
しばらくして動悸が治まった俺は冷静に考えてみた。
「人形が歩くわけが無い。さっきの寝顔だって気のせいかもしれない。ちょっと
しか見てないじゃないか」
おそるおそる寝袋からそっと顔を出してドアの隙間を見た。
何も見えない。
立ち上がってドアの側に行く。
音もしない。電灯を点けた。灯りが点ると気が落ち着いた。
そっとドアを開けて廊下に出てみた。何もない。
廊下の電灯をつけて漸く気が持ち直したので、和室を廊下側から
そっと覗いて見ると、ラブドールの彼女は当たり前だが仰向けになって
寝ていた。
「ほれごらん、やっぱり気のせいだったんだ」
彼女はしっかり目を開けていつもの表情で横たわっていた。
326: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/31(土) 00:07:07 ID:6B7FCOgm
>>306
きっと服とか着せて大事にしてたから魂が宿ったんだよ
ほら、人形とかって魂が宿るとかいうじゃん
人の形した人形ならなおのこと…
きっと服とか着せて大事にしてたから魂が宿ったんだよ
ほら、人形とかって魂が宿るとかいうじゃん
人の形した人形ならなおのこと…
329: おさかなくわえた名無しさん 2008/05/31(土) 01:39:55 ID:98OIuHBJ
>>326
魂なんてないんだよ。
君にも、俺にも。
ほら、そっちの方がずっと怖いだろ…
魂なんてないんだよ。
君にも、俺にも。
ほら、そっちの方がずっと怖いだろ…
引用元: ・怖い話@生活板Part11
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