では元彼の冷め話を。
元彼は通話が苦手で連絡は常にメール。
用事があって電話を掛けても出ない。
本当に出られない状況にあったのは20%くらいで、80%は「出たくないから」と堂々と言う。
かと思えば、ちょっとしたことではメールすらしてこない。

例えばデートの待ち合わせに10分ほど遅れると元彼から連絡があったので、
「待ち合わせ場所近くの大型書店で時間つぶしてるから着いたら連絡ちょうだい」と伝えて書店に入る。
元彼が登場したのは待ち合わせ時間から30分後。
「何階にいるのかわからなくて探した」
「メールしてよ」
「すぐ見つかるかと思って」
こんな感じのことが何度もあった。

地味にイライラしてはいたけど決定的にもう無理だと思ったのが買い物のこと。
私の家に遊びに来る元彼から「コンビニ寄るけど何か買う？」とメールが来たので
「ドリトスのチーズ味、なかったらかっぱえびせん」という内容でお願いしたら、
買ってきたのはドンタコスだった。
「かっぱえびせんもなかった？」
「あったけど、トルティア系のお菓子が食べたいならドンタコスのほうがいいかと思って」
ドンタコス、味が苦手なんだよなとは思いつつ、買ってきてくれたことに違いはないのでお礼は言ったけど、
「こういうときは連絡してほしいな」と言ったら、「あー……うん……」と言われた。
そのときの、声に出して言わないけど、あからさまな「めんどくせぇな」という表情を見てスッと冷めた。