660: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:00:41.29 0
祖母の遺品を巡って起きた修羅場。
他界した祖母の書斎の整理をしている時に、知らないおじいちゃんが訪ねてきた。
おじいちゃんは山高帽に着物を着こなしたいかにも老紳士と言った出で立ち。
祖母の知り合いでお線香をあげにきたとのことだった。
おじいちゃんはお線香をあげると、祖母の書斎に案内して欲しいと言った。案内するとおじいちゃんは棚の中から一冊の魚の図鑑を取り出してこれを譲って欲しいと言ってきた。
「タダでとは言いません」
と包んでいた風呂敷を開けると、中には札束の山があった。あまりの金額の多さに母と私はたじろぎ、母はこんな大金頂けませんしこの本には先客がおりますので譲ることは出来ませんと断った。
おじいちゃんは結構食い下がったけど、最後は諦めて帰っていった。
他界した祖母の書斎の整理をしている時に、知らないおじいちゃんが訪ねてきた。
おじいちゃんは山高帽に着物を着こなしたいかにも老紳士と言った出で立ち。
祖母の知り合いでお線香をあげにきたとのことだった。
おじいちゃんはお線香をあげると、祖母の書斎に案内して欲しいと言った。案内するとおじいちゃんは棚の中から一冊の魚の図鑑を取り出してこれを譲って欲しいと言ってきた。
「タダでとは言いません」
と包んでいた風呂敷を開けると、中には札束の山があった。あまりの金額の多さに母と私はたじろぎ、母はこんな大金頂けませんしこの本には先客がおりますので譲ることは出来ませんと断った。
おじいちゃんは結構食い下がったけど、最後は諦めて帰っていった。
661: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:04:01.31 0
後日、どこから嗅ぎつけたか知らないけど金にがめつい親戚の叔母が襲撃してきた。
土足で家に上がり、祖母の書斎に直行。図鑑を引っ張り出して家から出ようとしたところをすんでのところで母が止めた。
叔母は狂ったように暴れ回った。本を振り回し、私のもんだと叫び、辺りのものを投げ散らかした。最後は図鑑の角を母の頭に思いっきりぶつけて昏倒させて逃げていった。
母は頭から出血したり、打撲とか捻挫とか結構な怪我をした。
両親が叔母を警察に通報するか話し合いをしていたら、叔母が再び来訪。件の図鑑を投げ付け
「二束三文にもなりゃしねぇじゃねえか。変な噂立てんじゃねぇ」
と怒鳴り散らし、また暴れ回り、金を奪って去っていった。
そこで何故あのおじいちゃんは価値もない本にあんな大金を出そうとしたのかと疑問を持ち、連絡して来てもらうことになった。
土足で家に上がり、祖母の書斎に直行。図鑑を引っ張り出して家から出ようとしたところをすんでのところで母が止めた。
叔母は狂ったように暴れ回った。本を振り回し、私のもんだと叫び、辺りのものを投げ散らかした。最後は図鑑の角を母の頭に思いっきりぶつけて昏倒させて逃げていった。
母は頭から出血したり、打撲とか捻挫とか結構な怪我をした。
両親が叔母を警察に通報するか話し合いをしていたら、叔母が再び来訪。件の図鑑を投げ付け
「二束三文にもなりゃしねぇじゃねえか。変な噂立てんじゃねぇ」
と怒鳴り散らし、また暴れ回り、金を奪って去っていった。
そこで何故あのおじいちゃんは価値もない本にあんな大金を出そうとしたのかと疑問を持ち、連絡して来てもらうことになった。
662: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:08:28.38 0
おじいちゃんの話によると、祖母はおじいちゃんの命の恩人。
学生時代、電車に轢かれそうになったところを引っ張ってもらって九タヒに一生を得たとのこと。
その時に、祖母に一目惚れしたけど告白する勇気もなくて、読書好きだと言うことを聞いてプレゼントしたのが魚の図鑑だった。
そんで何で大金で買い取ろうとしたのか聞くと、おじいちゃんは本のハードカバーの表紙をナイフで割った。中には手紙が入っていた。
おじいちゃんはハードカバーの表紙の中を薄く切り抜いて中にラブレターを閉まっていたのだった。
大金は祖母に命の救ってもらった恩返しで、本を返して欲しかったのは万が一ラブレターを他の人に見つけられたら恥ずかしいからとのことだった。
なんで本の中に隠したのかと聞くと、おじいちゃんは照れ臭そうに自分でもわかりませんと言った。
んで、そのラブレター、おじいちゃんの制止を振り切って読んでみたんだが。
もうあらゆる比喩を使って祖母を褒めちぎる言葉で埋め尽くされていて、祖母への思慕の情が手紙に敷きつめれていた。こっちがクラクラしそうになるようなラブレターで読んだことを後悔した。
結局、金は貰わないで本だけ返した。叔母は通報した。
終わりです
学生時代、電車に轢かれそうになったところを引っ張ってもらって九タヒに一生を得たとのこと。
その時に、祖母に一目惚れしたけど告白する勇気もなくて、読書好きだと言うことを聞いてプレゼントしたのが魚の図鑑だった。
そんで何で大金で買い取ろうとしたのか聞くと、おじいちゃんは本のハードカバーの表紙をナイフで割った。中には手紙が入っていた。
おじいちゃんはハードカバーの表紙の中を薄く切り抜いて中にラブレターを閉まっていたのだった。
大金は祖母に命の救ってもらった恩返しで、本を返して欲しかったのは万が一ラブレターを他の人に見つけられたら恥ずかしいからとのことだった。
なんで本の中に隠したのかと聞くと、おじいちゃんは照れ臭そうに自分でもわかりませんと言った。
んで、そのラブレター、おじいちゃんの制止を振り切って読んでみたんだが。
もうあらゆる比喩を使って祖母を褒めちぎる言葉で埋め尽くされていて、祖母への思慕の情が手紙に敷きつめれていた。こっちがクラクラしそうになるようなラブレターで読んだことを後悔した。
結局、金は貰わないで本だけ返した。叔母は通報した。
終わりです
674: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 17:13:05.20 0
>>662
故人に宛てたラブレターを、想っていた女性の孫に読まれた老紳士の修羅場だ
故人に宛てたラブレターを、想っていた女性の孫に読まれた老紳士の修羅場だ
665: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:15:53.50 0
>>662
>そのラブレター、おじいちゃんの制止を振り切って読んでみたんだが。
本人目の前にして読んだのかw何という鬼畜
>そのラブレター、おじいちゃんの制止を振り切って読んでみたんだが。
本人目の前にして読んだのかw何という鬼畜
663: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:12:53.03 0
若かりし頃のラブレター読まれたおじいちゃんが修羅場w
664: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:14:21.50 0
いい話だなぁ
キチおばさんが乱入しなけりゃそのオチは聞けなかったから
結果オーライだね!
キチおばさんが乱入しなけりゃそのオチは聞けなかったから
結果オーライだね!
666: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:25:09.33 O
ごめん、そのラブレター、おばあちゃんは読んでないんだよね
?
?
667: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 14:28:58.30 0
>>666
662です。手紙の糊付けが剥がれていなかったので読んでないと思います
そういった話も生前に聞いたこともないので
662です。手紙の糊付けが剥がれていなかったので読んでないと思います
そういった話も生前に聞いたこともないので
670: 名無しさん@HOME 2014/12/19(金) 15:20:10.12 O
>>667
そっか…そんな頭がクラクラするような文面、もし読んでしま
ってたら、おばあちゃんも困ったかもしれない。これでよかっ
たのかも。図鑑の人は、万が一気付いてくれやしないかとの考
えが頭を掠めたりしたんだろうね
そっか…そんな頭がクラクラするような文面、もし読んでしま
ってたら、おばあちゃんも困ったかもしれない。これでよかっ
たのかも。図鑑の人は、万が一気付いてくれやしないかとの考
えが頭を掠めたりしたんだろうね
683: 名無しさん@HOME 2014/12/20(土) 10:21:06.54 0
>読書好きだと言うことを聞いてプレゼントしたのが魚の図鑑だった。
読書好きに魚の図鑑を?斬新だな
読書好きに魚の図鑑を?斬新だな
684: 名無しさん@HOME 2014/12/20(土) 11:33:43.63 0
読む限り投稿者のおばあさんの世代だと、結構お歳の方じゃないか?
今御存命なら100歳近いような世代じゃないかと推測(叔母さんが無くなっている事なども加味)
とすると、あまり本など無く、装丁や絵が綺麗でしっかりした図鑑などは貴重だった時代かと
今御存命なら100歳近いような世代じゃないかと推測(叔母さんが無くなっている事なども加味)
とすると、あまり本など無く、装丁や絵が綺麗でしっかりした図鑑などは貴重だった時代かと
685: 名無しさん@HOME 2014/12/20(土) 11:38:13.59 0
亡くなるまで本棚にきちんとしまっておいてたんだから
もらって悪い気はしない物だったんだろうね
まさかラブレター入りとは思わなかったんだろうけどw
もらって悪い気はしない物だったんだろうね
まさかラブレター入りとは思わなかったんだろうけどw
引用元:http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/live/1416954810/
1000: 名無しの心子知らず
コメント
コメント一覧
鬼畜ってレベル超えてる。人としてやっては駄目な事だろ・・・
軽蔑するわ。天罰でもくらえばいい
位牌と両親と本人の前で黒歴史漫画を音読するあの行為
恩人に喜ばれない贈り物をするわけにはいかないし、昔は家のリビングに百科事典や図鑑を飾り置く事も珍しくなく、百科事典ほど高すぎるわけじゃないし、見目にも良い図鑑であったのなら昔の価値観では充分贈り物に相応しいと言えるよ。
叔母に自宅襲撃されて母親が昏倒させられた原因が、祖母宛のラブレターやで。
気が抜けるというか、アホらしいというか。訳も分からず謎の被害被っといて、
これで肝心の中身を読まずに「ハイどうぞ」って返せるかいな。
にしても素敵なじいさんやな。クラクラするくらいのラブレター、貰ったお祖母さんは幸せ者やなぁ。
お前の発言ゲス過ぎる。ラブレターである、という話だけで充分だろ。
投稿者もそうだがお前も、叔母にメンタル似てて反吐が出そうになるな
そもそも最初があやしすぎたから。訳も言わずに大金積まれて。そりゃ特に予定は無かったが先約があると言って追い返すさ。
その上、母親は怪我しちゃって。そういう流れがあって、中身の確認だろ。
報告者のようにじっくりと全部読む必要は無かろうが、少なくとも確認はさせてもらえないと不安だろ。
でないと女性の力で引き戻したくらいで電車に轢かれるのを防ぐことは出来ない
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