最新作の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が2017年12月15日に全世界で公開になりましたが、その『最後のジェダイ』を観たいという一人のファンの切なる願いが叶えられました。
アメリカのニューハンプシャー州に住む69歳のRon Villemaireさんは、ベトナム戦争にも空軍で出征した退役軍人。そしてステージ4の大腸癌、つまり末期癌の患者で、ホスピスに入院していました。余命幾許もない彼の願いは死ぬ前に大ファンである『スター・ウォーズ』の最新作を観たいということでした。しかし、Ronさんは寝たきりで座ることもできません。父の願いを聞いた娘のElizabeth Ngoさんはツイッターで助けを求めました。
Anyone know how I can help my dad? He’s dying of cancer. He’s a veteran of the vietnam war. I want him to see the @starwars the last Jedi before he dies and there is no #makeawish stuff for adults. Anyone know what I can do? We don’t know how long he has
— Elizabeth Ngo (@RedHead_Reality) 2017年11月21日
するとそのツイートがニュースになり、ついには病院、消防、劇場の関係者、そして他の『スター・ウォーズ』ファン達の協力でベッドのまま劇場で鑑賞することができました。
Merry Christmas @HamillHimself from your number 1 fans. #RonsLastJedi 🎄 pic.twitter.com/Fwo9ET7PsG
— Elizabeth Ngo (@RedHead_Reality) 2017年12月26日
以下、海外の反応。
・ヤバイ…涙が止まらない…
・このニュースには強いフォースを感じるぞ。
・俺はアメリカのこういうところが好きなんだ。ドナルド・トランプはダークサイドに引き込もうとしてるが。
・『スター・ウォーズ』は年齢、性別、国籍を超えて人々の心を一つにするんだ。そのうち新しい宗教になるかもしれない。
・僕はベトナム戦争のときにベトナムから逃れて難民となってアメリカに移ってきた。ベトナム戦争で戦ったアメリカの軍人さんは尊敬してるよ。
・この国を守るために命がけで戦ったんだから、一つくらい願い事を叶えてあげるべきだよね。
・全ての『スター・ウォーズ』ファンは最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を見るべきだよ。
・『スター・ウォーズ』はただの映画じゃないんだ。人と人の絆を結び、幸せをもたらす力があるんだ。
・お父さんのためにここまでできるなんて、素敵な娘さんだね。
・めちゃくちゃ感動して泣いちゃった。すごく幸せそうな顔をしてるね。
・私の夫も1年前、癌で亡くなった。この動画を見て、彼も微笑んでるような気がする。
・僕も『スター・ウォーズ』のファンだよ。1977年に第一作目を観たときのことを今でもはっきり覚えてる。
・僕の父もベトナム戦争に出征していて、去年、父の日の4日前に癌で亡くなったんだ。このニュースを見て救われた気分になったよ。
・これは感動的だね。エピソード9まで生きていてほしいね。ファンとして新三部作の最後を一緒に見届けてほしい。
・『スター・ウォーズ』のファンはお互いに思いやりがあるんだよ。
・病院のスタッフ、劇場のスタッフ、駆けつけたファン達、みんな素晴らしい人達だね。尊敬するよ。
・世界のほとんどはこういう暖かい心の持ち主なんだよね。もっとこういう素敵なニュースが聞けたらいいのに。
・世の中、まだ捨てたもんじゃないね。
・フォースとともにあらんことを。