十数年前の、中学時代の先輩の話。
その先輩は教科書や筆箱を隠されたり、上履きに画鋲を入れられたり、酷いあだ名を付けられたりと、まあテンプレとも言えるようないじめは全て受けたりと、かなり壮絶ないじめを遭ってたらしいけど、それでも不登校にもならずに学校に休まず通って、授業も精力的に頑張っていた。
その先輩が書いた作文が、すごい賞をとった。
なんでも全国で入賞までしたみたいだそう。
そして、全校生徒の前で賞状、賞品、おっきいトロフィーなんかをもらったあとに、作文を朗読。
「いじめはかなり受けてるけど、友達も少なからずいるし、とっても前向きに生きてます。」みたいな内容。
この作文を読んでるときは終始笑顔だったそうで、その後は完全に止んだわけでは無いが、いじめは減ったそうで、自分の実力でいじめを減らした先輩の武勇伝でした。