お面

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本当にあった怖い名無し:2013/12/21(土) 08:19:03.92 ID:HqteTNpXi
アル中で私達兄妹に暴力を振るっていた父に復讐した話。 

暴力の中には性的な物もあった。 

兄と私はなんとか普通に暮らせているものの、末の妹はPTSDになり成人した今でも苦しんで、精神科に通院している。 

兄妹全員、男性を嫌悪するようにもなって、妹に至っては男性が隣に座っただけで吐くほど。 

両親の離婚をきっかけに縁を切って、数年後、父が癌で苦しんだ後に死んだ。 

当然、誰も見舞いに行かなかった。 

ここからが復讐。 

「あいつが死んだらお洒落をしてパーティーしようね」 

と妹が冗談で言った言葉を実行した。 

葬儀の場に遅れて現れた私達。 

葬儀場に着くと同時にクラッカーを思い切り鳴らす。 

兄はどこで買ったのか...紫のベルベットのジャケットの胸ポケットにバラの花を刺し 

私は同じく紫のサテンのパーティドレスを着用

妹のドレスは私達が念入りに選んだ真っ赤なスカートの膨らんだ物。 

制止を力づくで振り切り、持参したラジカセで大音量で音楽を鳴らし、それに合わせて拡声器で歌う妹。 

歌の終わりとともにシャンパンをあけて、棺に思い切りぶちまけた。 

マイクに向かって全力疾走した妹が

「お父さん、私達に一生の苦しみを与えてくれてありがとう。 お嫁に行けない体になりました。タンスの中に児童ものの雑誌がたくさんあるのを知ってるよ。あれどうするのかな?地獄で大好きな児童ものでも見て1人でしとけ、クソ野郎。」 

と演説。 

そしてざわつく場内を大声で笑いながら私たちは去った。 

これで外面の良かった父の名誉は地に落ちたはず。 

私達は親戚にキチガイ扱いされたけど、そんな事はどうでもよくなるくらいスッキリした。 

葬儀が終わると、個室の居酒屋で乾杯。 

祭りの後のような高揚感が収まると、妹は 

「勝手に死ぬなんて許せなかった。この手で本当は殺したかった。」 

と呟いた。 

私達は抱き合って号泣した。 


絵が大好きな妹は努力の末、美大に入学。 

絵を描くことがはけ口になったのか、男性嫌悪が収まりつつある。 

妹に彼氏ができたので記念カキコ。 


973 :本当にあった怖い名無し:2013/12/21(土) 08:57:17.48 ID:dtDJbbrn0
映画化決定 


本当にやった復讐 21