338: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:20:01.39 ID:YXylzi2H
大学のゼミでとある小説を読んどけって言われたので、ブックオフが出来る前からある中古ゲームやら漫画やらも売ってる建物自体が既に古い古本屋に行ったら、目当ての本は見つけたんだけど、発行が昭和23年だったもんだから驚いた。
作家別に並んでるもんだから現代の作家とかと同じように売られてたが、これだけやたらとボロかった。(カバーとか無いし焦げ茶色)奥付見たら二版だった。
他のゼミ生も持ってきてたけど私のだけやたら古くて、教授に
「二版とはいえ街中の古本屋に売ってるとは」
と驚かれた。
旧字体の漢字や旧仮名遣いの解読からする羽目になったけど、良い経験になりました。
「アハヽヽヽ」
とか
「~ぢやない」
とか
「しませう」
とか、読んでて面白かった。(内容はもう頭から抜けてるけど)
339: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:24:33.39 ID:iRJCBOkn
>>338
タイトル書こうよ
340: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:27:44.40 ID:jZC4+Nmg
大学の周りにはそういう本専門の古書店がごろごろしてるんだけど、
「CDお売りください!」
「人気ゲーム高価買い取り中!」
みたいな派手な張り紙がしてあったり、くだらない雑貨が一緒に売ってたりするヴィレッジヴァンガードの古本屋バージョンみたいな雰囲気の店だったから余計びっくりしたw
>>339
二葉亭四迷の「浮雲」です。
わざわざタイトルまでいらないかなと思ってました。
342: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:34:13.06 ID:SXIErIqe
二葉亭四迷の二版とか垂涎モノだわ…
344: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:37:23.94 ID:/omjaM3a
漱石・鴎外や田山花袋あたりと違って、二葉亭四迷の作品で旧仮名遣いだと、それなりに文学を読んでる人間でもとつとつでしか読めないからな。
むしろその版は古書的価値はなくても貴重と思う。
345: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:48:41.61 ID:8kof7kxH
小学校の時、古本屋で江戸川乱歩の文庫本買ったら旧仮名遣いの本で驚いた思い出
346: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 22:57:27.51 ID:jZC4+Nmg
今本引っ張り出して見てるけど
「摺畳皺(たたみじわ)の存じた霜降り『スコツチ』の服を身に纏ツて」
とか
「人が默ツてゐれば好氣(いゝき)になつて彼樣(あん)な事を言ツて」
とか、すごいなこれ。
「しくじった」
が
「失策ッた」
になってたり。
振り仮名なかったら読めない字が多すぎる…
二版と言っても文庫本ですので書籍自体の価値はあまりないのでしょうが、大事においときたいと思います。
500円で買えて良かった。
368: 一回は一回です。。 2013/09/12(木) 00:20:44.69 ID:cbnyOCcK
>>346
一度拝読させて貰いたいわ
348: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 23:04:39.59 ID:/omjaM3a
そうそう。古い文学は当て字がとにかく障害になる。
漱石もオリジナルの旧仮名遣い版だと当て字の宝庫なんだけど、小学生でも(ふりがながあるから)慣れると読めるんだよ。
でも二葉亭四迷だと難読になる。でも、その表記は貴重だ。
当て字だけ抽出して、どれだけ現代にも伝わっているかを考えるだけでも論文になる。
349: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 23:06:04.13 ID:mMtS2i6q
BOOK OFFが出来る前の古本屋だけど、マンガや雑誌を良く買いに言ってた。
まぁその頃の店主と言うか親父は無愛想で
「250円」
「ハイ」
これくらいしか言わない。
で、ある日 新田次郎の『八甲田山死の彷徨』が有り、それを持ってレジへ行ったら
「この本は……」
「新田次郎が好きなら……」
「山岳関係なら……」
って感じでペラペラ喋る喋る。
(スゲー この親父喋れるんだぁ)
って衝撃を受けたよ。
354: 一回は一回です。。 2013/09/11(水) 23:22:28.54 ID:boX77rjr
>>349
なんか和んだ
古本屋の片隅でずっと大好きな山を語る機会を夢見てたんだろうな
常連の坊やが自分の領域に入ってきた時はさぞ嬉しかったんだろうなあ
引用元:https://kohada.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1378601318/
コメント
コメント一覧 (50)
現代の厨二系ラノベにも通じるなにかを感じる
町中の本屋を探したって何冊も集まらないような本を指定して
受け持ちの生徒おそらく200人以上に読書感想文を課すやつ。
その本の作家と結託してんじゃないのかと疑ったわ
あれは本を手に入れる能力を問う課題だったよ
夏目漱石の「私は化石した」。
「これメチャクチャ面白いですよ」
って。
そこから司馬遼にハマった。
でも坂本龍馬を国民的ヒーローにのしあげたベストセラーの龍馬がゆくはつまらんかったな。
むしろ土方歳三を描いた燃えよ剣の方が遥かに面白かった。
もうその古本屋は潰れたが、あの短い会話は一読書家にとって忘れがたい経験となった。
でもそんな店も少なくなってるんだろうなぁ
もう20年くらい前だけど、当時、平岩弓枝の「御宿かわせみ」の単行本を大学生の頃から集めてて、ちょうど社会人になって東京に出てきた頃にお茶の水の駅前の古本屋で2冊見つけたときはうれしかったな
文芸の単行本ってよほどのベストセラーでもないとなかなか再版されないから買いのがすと手に排卵からなぁ
ハンター試験か何かみたいだな
昔は10件近くあったのになあ
唯一あるブックオフも売れ筋しか置いてなくて掘り出し物なんてない
ある研究者の方と知り合いなんだけど、その研究者の本が売ってておおっ!!って手に取ったら、店長が生き生きと語り始めてワロタ…
小さい頃って、頭も柔軟なんだなあという話。
地方都市でも駅弁大学の近所ならまだあるよ
コメにもあるように、若いうちだとスラスラ読めるようになるよ
小学生時代、市立図書館でよく借りてきた。
「非常呼集(ひじゃうこしふ)ッ」
うちの母の実家があった場所の近くに
家があったっていうのは聞いたことある。
あと名前の由来が『くたばってしまえ 』
の文字りくらいしか判らない(笑)
その手前の「漢字かな混じり文」の時点で誇っていいんじゃないかな
振り仮名なんてせいぜいその発展形だよ
>手に排卵
手のひらから卵を産む異星人みたいだな。
親のだけど……
カテキョやってた時に
そのエピソード教えたら
「初めて聞いた」って言ってた子多いから
今はあまり教えてないかも…
ま、学校で教えるモンじゃないからな。
かなり前に凄い量の古本を置いてる店があったけど、
いつか行こうと子供心に思いながら、行けないまま無くなってしまった
ブックオフとかだと、宝探しするような楽しみがあまり味わえない
図書室にある伝記はのきなみ戦前の物で旧仮名遣いや漢字満載で
それをなんの苦もなく普通に読んでた俺は受験になっても国語は
ほぼ勉強しない状態で大学にうかりましたとさ。
それを週1ぐらいで買ってたけど、最後の1冊買った時に「それ買ってたのあんただけだよw」って言われたの思い出す。
古文書と一緒に買い取ったけど誰も買わなくて困ってたらしい。
あきらかに店に似つかわしくない本や雑誌は、古文書とかとバーターで引き取らされたらしい。
それを目当てに通ってたなあ。
梅地下の古本屋では特に予定もなかったのについモーパッサンを買ってしまった。
あの本屋まだあるのかなあ。。
箱入りのハードカバーなのが豪華な感じで中学生のときにもらったけど、とうとう最後まで読めなかった。
実家においてきてしまったから、もういまは資源ごみになっているだろうな。
また買ったけど。
普通に羨ましいなー
初版本は、なぜだか安価なんだよね。で、二版がかなり高価で羨ましい。
お爺さんの戦前の文庫とか子供の頃に読んでたので、当時のあの空気が感じられていい。
だから、彼等の作品は新正書法で書き直されて居る。
阿Qならわかるが亜Qとは。昔のミスプリ本かな?
基本的に若い頃から自分で集めた品々を解放するような店でもあるから愛着あるのは当たり前。
年とってから同じ趣味の若者に出逢えたら嬉しくなるのも当たり前。
趣味が合わない客に口数少なくなるのも当たり前。
サービス業ではなく趣味の延長の店だし、趣味合わない人に自分の趣味押し付けたって迷惑がられると分かり切ってる。
むしろ生き生きと語り出す程に店主が好きな作品引き当てたことが羨ましい。
あの頃のはまだ読める。
文庫だよ。単行本ではない
自分も気取って旧仮名遣いのを買ったけど解説なしでは読めなかったよ
頭に花が咲くというのはかんざしをつけてるという意味なんだって
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