当時旦那は超過激勤務だった。
朝八時に出て行って、夜は午前様どころか帰れないこともよくあった。
そのことはトメも知ってた。
こっちは旦那が体壊さないか心配してるのに、マゴマゴうるさい。
トメ「私が生きてる間に孫の顔が見れるかしら」(超元気であと50年くらい余裕で生きてそう)
私「・・・・・・」
トメ「嫁子さんが頑張ってくれないと。うちの家系が途絶えちゃうわ」
私「ですねー。その前に夫君が死んじゃうかも」
トメ「えっ?」
私「自分の息子が過労死しそうなのに孫孫ってトメさんは優雅でいいですねー。私は夫君が大事だから今はそんなこととても考えられない。トメさんって夫君のことはどうでもいいんだ。夫君かわいそー。私の親ですら夫君のこと心配してるのに。母親のトメさんが心配しないなんて。ほんとかわいそー。夫君かわいそー。私がそのぶん夫君大事にしてるからいいけど、夫君ってなんてかわいそうなの」
以降トメが孫というたびに「夫君かわいそー」といえば黙るようになった。