泰葉「Pさんの家が燃えた!?」
泰葉「...それでPさんは大丈夫なの!?」ユサユサ
裕美「落ち着いて泰葉ちゃん、頭グワングワンしないで...」
泰葉「あ、ごめん」パッ
裕美「ふぅ...くらくらする」
千鶴「一応大丈夫だったみたいだよ」
泰葉「よかったぁ...」
ほたる「......私のせいかな」
泰葉「なんで?ほたるちゃん...もしかして付け火でもしたの?」
裕美「言い方が怖い」
ほたる「そんなことしないよ!私の...不幸が...」
泰葉「そんなわけないでしょ、もしそうなら私達全員火がついてるよ」
裕美「...お尻に?」
泰葉「私達そこまでギリギリじゃないもん」
千鶴「そういえばCDおめでとうほたるちゃん」
ちづやす「おめでとう!」
ほたる「このタイミングで言われるのちょっとやだ...」
泰葉「心から言ってるのに......」
心「お、呼んだか♪」ニュッ
千鶴「今日は大丈夫ですので帰ってください」
心「.........」チガッタカ...
裕美「いいの?」
千鶴「今のは帰ってくださいって言わないほうが心さんが辛いパターンだから大丈夫」
泰葉「...そういうものなんだ」
ほたる「...CDは嬉しいんだけどまだ...実感がないよね」
裕美「楽しみにしてるからね」
ほたる「うん」
千鶴「いっぱい頑張ってね」
ほたる「うん、がんばるっ」
泰葉「...かわいい」
ほたる「...ありがとう」
裕美「話変わってる!修正しよう...えっとPさんの家が燃えた。はい」
千鶴「多分、賃貸物件なら火災保険は入ってるから大丈夫だし...問題は私物とかそっちだと思う」
ほたる「でも資料は大概事務所にあるでしょうし思い出の品とか大丈夫かな...」
裕美「実際火事の経験ないから...わからないよねこういうの」
泰葉「そんなに経験できることじゃないし、できれば経験したくないことだしね」
ほたる「でもなにかできることないかな...」
裕美「いろんな手続きの手伝い?」
千鶴「そういうのは会社がやるんじゃないの?」
ほたる「多分休みをくれる程度だと思う...」
裕美「そもそもそんな経験を会社がしてるかな...?」
泰葉「私の部屋にPさんを...」
千鶴「却下」
ほたる「じゃあ私の」
裕美「却下!...ていうかね」
ほたやす「?」
千鶴「女子寮にPさん放り込んじゃダメでしょ、常識的に考えて」
泰葉「......一人暮らしを始めなきゃ...」
裕美「違う。そうじゃない」
千鶴「泰葉ちゃんステイ」
ほたる「こうなったら」
千鶴「こうなったら?」
ほたる「私と茄子さんとPさんで共同生活を...?」
千鶴「ほたるちゃんもステイ」
裕美「何もかもがおかしいよ?」
ほたる「茄子さんに迷惑だもんね...」
裕美「違う。そこじゃない」
泰葉「多分茄子さんなら全力で乗っかってくれると思うけどなあ」
千鶴「最近の二人に何があったのか...ちょっと気になる」
ほたる「特に変わったことはなかったよ?」
裕美「多少のことはCDで全て吹っ飛んだ感じはあるよね」
千鶴「確かに、それはあるかも」
泰葉「...ほたるちゃんにしては珍しい暖色系の格好が可愛かった!」
ちづひろ「わかる!」
ほたる「......えへへ」
千鶴「泰葉ちゃんは?」
泰葉「私...?うーん...公演の後、色んな人に声をかけていただけるようになったくらい?」
裕美「あれは...強かった」
千鶴「うん、強かった...もう...可愛さとか通り越して尊かった」
ほたる「私もでたけど...泰葉ちゃんすごかった」
泰葉「あ、ありがとう」
裕美「ガガッピープシュンって自分で言ってる所が一番好き」
ほたちづ「わかる」
泰葉「も~、あれ見られたのはずかしかったんだからね!」
千鶴「でも泰葉ちゃんがこういう事言うの珍しいね」
裕美「一人暮らし云々の話の発想誰から聞いたの?」
泰葉「うーん...誰だろう?...強いて言うなら...」
ほたる「強いて言うなら?」
泰葉「周子さんかなぁ?」
三人「ああ...」
裕美「さすが【担当Pの家になし崩しに転がり込みそうアイドル】第一位...」
千鶴「何そのランキング!?」
ほたる「ね、ね?私は!?」
千鶴「なんでほたるちゃんはノリノリなの!?」
裕美「ほたるちゃんは...【植木鉢が振ってくるアイドル】第一位!」
ほたる「やったぁ...」
泰葉「それ一人だけじゃない?」
千鶴「裕美ちゃんはないの?」
裕美「私は...【GBNSに髪の毛遊ばれてるアイドル】第一位...」
泰葉「だって...」
千鶴「長いのが裕美ちゃんだけだし」
ほたる「フワッフワで触ると気持ちいいし...可愛いし...」
裕美「......まあ、いいんだけどね」
ほたる「ちょっと照れてるね」
千鶴「こういう所超かわいいよね」
ちづやす「わかる」
裕美「......話もどそう!」
ほたる「何回も脱線してるもんね」
泰葉「......そういえば千鶴ちゃんには案とかないの?」
千鶴「私?」
裕美「そういえば何も言ってないね」
千鶴「えっと...まず、キッチン周りは気を使って」
裕美「千鶴ちゃん?」
千鶴「やっぱり玄関は一つでいいかな?裏口は立地によっては考える方向で。二階のベランダは日当たり気にしてほしいかな?」
泰葉「千鶴ちゃん?」
千鶴「...客間と...後のために子供部屋も2つくらいあったほうがいいかも...」
ほたる「千鶴ちゃん......?」
千鶴「2階建てでいいけど寝室はやっぱり一緒で...」
裕美「千鶴ちゃん!」
千鶴「...ハッ!!!......私からは特にないよ」
泰葉「あんだけ語っておいて!?」
ほたる「まさかこうなるなんて思わなかった......」
裕美「でもこういう事言ってる時の千鶴ちゃんのなんていうか...ヘニャ顔?好き」
やすほた「うん...わかる...」
千鶴「...うぅ」
裕美「あ、テレ顔もいいね」
千鶴「...うぅ...なんかお腹空いた...」
裕美「そりゃああんだけ語ればね...」
千鶴「あ、メロンパン......美味しい」モグモグ
泰葉「それ私のだよ!?」
千鶴「ほたるちゃんも食べる?」
ほたる「昨日こっそりもらったから大丈夫」
泰葉「私の...メロンパンたちが...」ガクッ
裕美「なんか共用物みたいになってるよね。泰葉ちゃんのメロンパン」
千鶴「だって...一人じゃ食べれないでしょ。あんなにいっぱいあったら」
泰葉「う」
ほたる「我慢できずいっぱい買っちゃうんだもんね...」モグモグ
泰葉「そんなこといいながらまた食べて...も~」
裕美「皆がそれなりにメロンパンに詳しくなったのは間違いなく泰葉ちゃんのせい」
泰葉「でも...メロンパンが『買って...』って言ってるんだもん」
ほたる「みちるさんみたいなことを...」モグモグ
泰葉「おおはらベーカリーのメロンパンはオーソドックスなんだけど飽きがこないのすばらしいよね」
千鶴「クリーム入りとチョコチップと...ってあるけど普通が好き」
裕美「奇をてらうわけじゃなくて安心する味よね。目の前にあるとつい買っちゃう感じ」モグモグ
ほたる「焼き立てが美味しいよ」モグモグ
泰葉「裕美ちゃんまで食べてる!?」
裕美「また話がずれてるから修正しよう」
泰葉「えっと...とりあえず私達にできることはあまりないけど気遣いはしようねってことでいい?」
ほたる「わかりやすい」
千鶴「うん、それがいいと思う」
裕美「え?...今の会話でそこまで?」
泰葉「冷静に考えると私達にできることはそこまで多くないからね...」
裕美「うん...」
千鶴「ちなみに裕美ちゃんはなにか思いつくことは?」
裕美「私?」
ほたる「そういえば言ってないね」
裕美「うーん...やっぱり...庭がほしいかな...犬もいて...」
泰葉「裕美ちゃんもだったかー...」
ほたる「泰葉ちゃんが一番...健全?」
泰葉「多分、すごい健全だからね私」
千鶴「根掘り葉掘り聞けば皆そんなに変わらないと思うよ?」
泰葉「......そうだね」
裕美「で、結局の解決案は...」
ちひろ「......みなさーん」
千鶴「あ、ちひろさん」
ほたる「どうしたんですか?」
ちひろ「もう新しい社宅の手配はしていますので...そのへんは心配ないですよ?」
泰葉「そうなんですか、さすがちひろさん」
ちひろ「いえいえ...これも仕事ですから」
裕美「ちひろさんはこういう時どうすればいいと思う?」
ちひろ「うーん...大人の男性ですし、手を貸して欲しいときだけ手を貸せばいいのではないでしょうか」
ほたる「見守れば良いってことですね」
ちひろ「困った時はお互い様なのですから気遣いは強めにしてあげましょう」
千鶴「すごい...これが...大人の女性...!」
ちひろ「そんなたいしたことでは...」
泰葉「あ、ちひろさん」
ちひろ「何でしょうか?」
泰葉「社宅の手配が終わるまではどちらに...?」
ちひろ「ホテルですよ?」
泰葉「......ちひろさん」
ちひろ「な、なんですか?」
泰葉「私、【嘘を見抜けるアイドル】第一位だったりするんですよ」
裕美「え、そうなの?」
泰葉「そこは乗っかってくれないかな...ねえ...ちひろさん」
ちひろ「ちひっ!?」
泰葉「もしかして...新しい社宅ってちひろさんの家から近いんじゃあないですか?」
千鶴「むしろ同じマンションとか...?」
ほたる「そこまで一緒の部屋でくらしてみてるとか...」
ちひろ「み、皆さん想像力が豊かですねぇ...あはは...」
P「あ、ちひろさん...皆もいたのか」
泰葉「あ、Pさん...大丈夫だったんですか?」
P「隣の部屋が火元だったし...発覚が速くて貴重品とかは持ち出せたからそこまでじゃなかったよ」
ほたる「よかった...」
P「ちひろさんもありがとうございました...すぐ引っ越ししますので」
ちひろ「あ、いえいえ......ハッ」
裕美「Pさん...何があったの?」
P「......ナンモナイヨ」
千鶴「二人は同棲してるように聞こえたんだけど」
P「そうじゃなくて!荷物を預かってもらったんだよ...大した量はなかったけど...!」
ほたる「あ、そうなんですね...」
P「あ、俺そろそろ行かないと...こういう時の手続きって面倒なんだよな...」
千鶴「いってらっしゃい」
裕美「気をつけてね」
泰葉「なんなら女子寮でもいいですよ?」
P「いや、それはあかんだろう...行ってきます」
ちひろ「ゆっくりでいいですからねー」
P「ありがとうございます!」
千鶴「行っちゃったね...」
ほたる「大変そうだったね...」
裕美「やっぱりなにかしてあげたいなあ...」
泰葉「それは同感だけど...さて」
ちひろ「...ね、大丈夫でしたでしょう?皆が思うことは何も...」
泰葉「ちひろさん...社宅の件...うまくいってますか?」
ちひろ「え、ええ...もちろん」
泰葉「うまい物件がなかったってことで荷物預けっぱなしにしてなし崩しに同居とか...」
ちひろ「」
泰葉「狙って...ないですよね?」
ちひろ「.........」ガタガタ
裕美「...ちひろさん。すごい汗だよ...?」
ほたる「大丈夫ですか...?」
千鶴「これが...大人の戦い方なんですね...」
ちひろ「.........」ダッ
裕美「逃げたよ!」
泰葉「皆!」
千鶴「了解!」
ほたる「......私から逃げられると...?」
ちひろ「ひぃっ!!!」
......こうして千川ちひろの野望は砕かれた。
プロデューサーの荷物は事務所に移動し、新しい家が見つかったのでそこに移す運びとなった。
家の場所を尾行しようとした四人だったが正面から却下されたので断念したそうな。
泰葉「こういうときに...いい子になっちゃうのが私達の弱いところだと思うの」
三人「わかる」
SS書くならプロデューサーの家を燃やせ言われたので突貫で作りました。
GBNS営業コミュ皆で見ましょうね!
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「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (21)
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- 2018年12月12日 03:15
- ガルズビいいよね
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- 2018年12月12日 04:59
- ガルビネス好き、みんなかわいい
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- 2018年12月12日 05:29
- 佐藤シュガハさんの名前の読み方は「こころ」じゃなくて「しん」なんだよなぁ…
-
- 2018年12月12日 05:48
- Pの家燃えたの何年振りだろうかっていうぐらい懐かしい
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- 2018年12月12日 06:41
- マルティネスすき
-
- 2018年12月12日 08:28
- 会話のノリと脱線の仕方が女の子にあるあるでいいね
-
- 2018年12月12日 11:04
- ふーん、私関係者じゃないけどプロデューサーの家は常に火事になったほうが
アイドルたちのモチベーションが維持できるから良い事だと思う
東京の渋谷さんっていう花屋に居候するのが通勤考えると便利だよ
-
- 2018年12月12日 18:08
- >>7
モバP「まさか、放火で家が燃えるとは…」
このSSの様な展開になる。
-
- 2018年12月12日 11:29
- もうPは家が燃えないように核シェルターか洞窟にでも住め!!
-
- 2018年12月12日 12:15
- >>8
是非、Vault-tec社のシェルターをどうぞ!
-
- 2018年12月12日 12:36
- ※4 昔は、よく燃えてたもんなPの家
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- 2018年12月12日 13:03
- 毎度焼け跡付近では「…うふっ」と呟く美少女が目撃されているらしいな
なお関与してるかは不明
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- 2018年12月12日 14:05
- ちひろなら同居権をオークションするのでこのssの人物は有能事務員千川さん
-
- 2018年12月12日 14:54
- ※8
P、アイザック・シティに移住したってよ。
-
- 2018年12月12日 18:42
- プロデューサーの家が燃えると「ああ、またそんな時期かぁ」ってしみじみするよね
-
- 2018年12月12日 19:16
- もぐもぐやすはシリーズの人だったか
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- 2018年12月12日 19:53
- ちひろさん、もう一ついいかな…。Pの家が燃えた時、どこにいた?
-
- 2018年12月12日 20:44
- 凄く面白かった
アイドル同士の会話が良い
-
- 2018年12月12日 21:01
- ※17
Pさんの子宮の中にいました!!
-
- 2018年12月13日 00:52
- でも佐藤心合同で「こゝろ」って作品あったし・・・
-
- 2018年12月14日 14:28
- ※3
やはりシュガーハートはサイボーグソルジャーレベル3か