少女「ポケットの中身を落としちゃった……」僕「>>2」
友達1「いいけどさ……でもこんなごちゃごちゃした場所でそんな小さいものを探すことなんて出来るかなぁ?」
友達2「というか廃棄広場で遊ぶのにそんな大事なものを持ってくるなよー」
少女「うう……」
僕「>>2」
友達2「うっわ!そんなもの拾ってくるなよ!!」
友達1「きたねーw」
少女「……お願い、探すの手伝って…」
僕「うんち爆弾!!」ポーイ
友達1「ひゃあ!逃げろw逃げろw」
友達2「やめろよ!もー!!」
少女「……分かった、一人で探すね…」
友達1「うわっ!急にふってきた!!」
友達2「風邪ひいちまう!早く帰ろうぜ!!」
少女「……私はもうちょっと探してから帰るよ」
友達2「無理すんなー!」タタタッ
友達1「もうじき暗くなるからねー!」タタタッ
少女「……」ガサゴソ
僕「……」ジーッ
僕「>>5」
少女「ダメ……あれが見つからないとお家に帰れない……」グスッ
僕「あれだけ探してても見つからないんだからもう諦めろって」
少女「……」ガサゴソ
僕「はあ……(仕方ない、>>7するか)」
僕「あ、もしもし警察ですか?◯◯町の廃棄広場で女の子がなんか家に帰れないとか言って泣いてるんですけど保護してもらえますか?」
僕「はい?……ええ、僕も小学生ですけど……いや悪戯じゃないです。真剣です…………はい……はい…………るっせー!税金泥棒が!!!」ガチャンッ
僕「まったく!子供だからって馬鹿にしやがって!これだから警察は嫌いだ!」プンスカ
少女「……」ゴソゴソ
僕「うわーまだやってるよ……困ったなぁさすがにこのまま見捨てて風邪でもひかれたら夢見が悪いぞ」
僕「よしアプローチを変えて>>10してみよう」
僕「……ほら、手伝ってやるよ」
少女「……!ありがとう……」ニコッ
僕(……本当はちょっと嬉しかったんだ。君が困ってくれて)
僕『悔しくなった僕はその夜、犬の散歩のついでに懐中電灯片手に心配した親が迎えに来るまで探し続けた。でも見つけることはできなかった』
僕『それから、時間ができるとたまに廃棄広場であてのない探しものをするのが習慣になって、次第にそんな時間も終わっていったんだ』
僕『あの子も友達もみんないつの間にか離れ離れになって、僕は大人になった』
僕「あの子は……確かあの辺りで泣いてな」
僕「ちょうどあの古ぼけた棚の辺りで……僕もいっしょに探してたんだっけ」
完
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コメント一覧 (5)
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- 2019年12月04日 01:12
- ウ~ン5点
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- 2019年12月04日 01:13
- 過ぎた季節を嘆く暇はない 二度と迷ってしまわぬように
数えきれないほんのささやかな そんな後悔抱えたまま
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- 2019年12月04日 01:40
- まとめる必要あるとは思えないのですが?
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- 2019年12月04日 10:46
- Galileo Galileiのブリキと銀とウォルナットが元ネタか?
どっちにしろ手抜き感が凄まじい
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- 2019年12月04日 21:27
- しまいにはレス付かなくて自分で安価取ってるし
まあ一応終わらせた点は評価したい