【画像】1300万円のバナナ、食われる

米フロリダ州マイアミビーチで7日、現代美術展「アートバーゼル」に出展されていた芸術作品のバナナをパフォーマンスアーティストの男性が食べてしまった。

このバナナはイタリア人アーティスト、マウリツィオ・カテラン氏による「コメディアン」と名付けられた作品で、フランス人の収集家が１２万ドル（約１３００万円）で購入していた。
バナナを食べたのは、ニューヨーク在住の自称ジョージア出身米国人アーティスト、デービッド・ダトゥナ氏。
ダトゥナ氏が自身のインスタグラムで公開した動画には、ダクトテープで壁に張られていたバナナをダトゥナ氏がテープごと引きはがす様子が映っている。
ダトゥナ氏は驚がくしている大勢の人たちに向かって「空腹なアーティストによるアートパフォーマンスです」と言うなりバナナの皮をむいて１口食べ、「どうも。とてもおいしいですね」と感想を述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=20191209039458a&g=afp

結局、この騒動は大事に発展することなく解決した。ギャラリー・ペロタンの美術館担当、ルシアン・テラス氏は地元紙マイアミ・ヘラルドの取材に「彼は芸術作品を破壊したわけではありません。あのバナナは概念なのです」と述べている。
同紙によれば問題の作品はバナナの交換を想定して作られており、ダトゥナ氏がバナナを食べた１５分後には新しいバナナが再び壁に張られた。

よってバナナ自体はどうでもいい