タロット占い

引用元:今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その26
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1574669829/

760: 一回は一回です。。 20/04/26(日)12:22:35 ID:VL.7t.L1
長いです。

タロット占いで小遣い稼ぎを始めたA男が自滅したこと
A男は心理学を少しかじっていて、占いを始めオカルト系のことは一切信じない人だった
A男が言うには心の弱い人間ほど物事を都合よく解釈する
タロットにはそれぞれのカードの名前、絵柄、色、出した時の方向にさえ意味があると言われているけど、結局は占い師がそれっぽく読み解いて伝えるだけ
顧客はこれまた占い師の言葉を自分の頭の中で都合よく変換するから、結局相手がどのタロットを選んでも当たっている風に聞こえるらしい

「あんなカードなんかでこの先の人生が分かったら誰も苦労してねーよww」

といつも笑ってたから、A男が占いを過信していないことは明白だった



けど、相手を信じさせる一環で相手にA男自身を占わせるようになってからおかしくなった
相手に占わせるといっても、A男が言葉巧みに誘導して正解に導くから、結局はA男が主導権を握っている

大半はA男の思い通りに誘導されて「すごい!」となるのに、馬鹿なのかA男の誘導を真逆にいく客が1人いたらしくて

「本当に頭の悪い奴で鬱陶しかった」

と言ってたのは覚えてる

頭が足りなさすぎる客に苛ついたのと、客のタロットの読み方が気に食わなかったらしく、そういう馬鹿な客を上手く誘導して信じさせるためにも練習として自分自身を占うようになった
最初は過去について占う事から始めた。自分自身の過去なんて答えが見えてるから、その正解にすり合わせてタロットを読み解く練習
次に分かりきっている未来。明日仕事で〇〇に行くというような予定をタロットの絵柄に上手くこじつける
A男には片思いの女性がいて、その女性と何日後かにデートに行く約束をしていたから、それを占ったりもした。けど、占いが外れたらしい。女性がデートをキャンセルした
最初は自分もまだまだだなあと思うだけだったらしいけど、練習に使ったタロットをもう一度見ると「予定がキャンセルになる未来」も見て取れた気がした
以降、自分自身にたいする占いを頻繁に外すようになった。A男の以前の主張だとタロットなんて捉えようだから、正解も不正解もないと思うんだが

勉強がたりないと思い、街角のタロット占いの店で初めて他人に占ってもらったA男。片思いの女性との恋は実らない事、仕事がうまくいかない事が分かった
同時にA男は自分の引いたカードで真逆の鑑定をしていた。どんな絵柄でもそれっぽく読み解く練習。前のデートはキャンセルになったけど女性とはいい感じだったし、仕事も昇進が決まっていたから、占い師の話は気にしてなかったらしい
だけど女性には別の彼氏ができて、昇進は白紙になり、結局占い師の鑑定が当たった
A男はそれ以降も絵柄を読み解く練習で色んな占い師のもとを訪ねるようになった

A男の話を聞いた限りはA男自身の鑑定の方が当たる比率が高いのに

「いつだって占い師の方が正確だ」

と言う

最初は練習や勉強のはずだったが、そのままトントン拍子に占いにのめり込み、ネガティブな鑑定結果ばかり信じて、たまにそれが当たってしまうと異様なほどに落ち込み
それを何度も繰り返し、占い代で貯金をすり減らし、数万円程度だが借金もし、そんな時に占い師に金銭感覚に注意という鑑定を貰って心が折れて、鬱になり、退職し、引きこもりになった

そのあたりで疎遠になったから今はどうしてるか知らないけど
どちらかといえば陽キャな部類でA男のインスタはいつもテンプレのようなキラキラ具合だったんだが、それもぱったり更新が途絶えてる
人って小さなきっかけで簡単に壊れてしまうんだなと衝撃だった


761: 一回は一回です。。 20/04/26(日)12:33:08 ID:KM.wg.L14
>>760
自分の事を占うと主観が強すぎて結果がゆがめたり拒否したりするから、よほど自分事に関心ない人しか占えないような気がする
でもそんな人は自分を占ったりしないというw


762: 一回は一回です。。 20/04/26(日)15:55:53 ID:ee.rf.L5
>>760
凄くスピリチュアルな内容の長文だけど(苦手な方はスルーしてください)、

タロットに限らず占いで自分を占うことはタブーとしている方が多い
そこそこ占いに精通して自分を第三者目線で見れる人は練習にやったりするみたいだけど

自己占いは他人を占うのと違って自己主観が入るから上手く読み取れなかったり、外れたことに対して道具に八つ当たりしたり、雑念が多過ぎたりで、占い道具が悪いもの(オーラが酷く汚れるみたいな)になって占い手にも悪影響を及ぼすようになるとかかんとか
オカルトで言う、毎日鏡に向かって「あなたは誰ですか?」と聞いていると次第に精神が壊れるっていう話に近いものがあるらしい

私は信じる方だけど、おみくじと同じで当たるも八卦当たらぬも八卦だと思ってる
A男は信じない割には勉強しててそこそこ当たるみたいだし素質はあったのに占いに飲まれちゃって残念だなって思った
のめり込み過ぎるのはダメだとよく分かったよ


763: 一回は一回です。。 20/04/26(日)16:22:13 ID:K9.ml.L1
霊能を使うときには対価が必要になる。
対価無しに祓ったり占うと依頼主に"取り立て"が来る。
故に拝み屋も占い師も対価を取る。
んで自分で自分を占ったり霊視しようとすると対価の受け渡しにバグが生じる
(支払いも受け取りも自分自身になると実質受け渡しが無いことになるから)
それゆえ自分で自分を視ることが出来ない


764: 一回は一回です。。 20/04/26(日)16:23:46 ID:VL.mb.L1
>>761
>>762
本人も最初は占いを極めるためでなく、占ってる風に見せる為に人の心理を言葉巧みに操る練習として自分を占ってたはずなのに
なんだろうやっぱりのめり込みすぎと自分でも訳分からなくなっちゃうものなんだね
ちなみに自分は占い信じない派だからこんなことになるものかねと衝撃だったけど、オカルトやスピリチュアル系の類に心をのまれる人の気持ちもわからんでもないというか
Aの占いに関しては、占いというかそういった飲まれやすい人相手にトークで落とす感じだったよ
例えば絵柄の女性が上を向いていたら「前向きに行こうという暗示」「女性はあなた。運命の相手は自分より身分の高い人を意味する」「頭上に注意」「高台の上に住むと良いかも」といった具合に、雑談の中で聞き出した相手の状況に沿うものを無理やりこじつけてひねりだすというか

A男に別の友人を目の前で占ってもらったことがあるけど、A男が

「あなたと運命の人は10月に巡り合う」

と言えば友人は「巡り合う」の部分を都合よく捉えて

「そういえば気になっている彼とはだいぶ前に知り合いだったけど、初めてまともに話したのは10月だった気がする!10月に巡り合った!(実際話したのは9月だと後に分かるんだけど、そんなの微差だしほぼほぼ当たりだ、と友人は言う)」

「あなたの運命の人はがっちりした体格」「今はすっかり筋肉も痩せてスレンダーな体型だけど、学生時代は運動部でゴリマッチョだったらしい!やっぱあの彼だ!」

と、第三者からすれば「いや無理矢理www」ってなこともA男に言われるとそれっぽく聞こえる。それは占いに限らず普段からそうだったな

占い師の素質というのがそういった才能も含むんであればそうだったのかも
なにしてんだろう今