勇者の幼馴染「もうすぐ勇者が旅から帰ってくるの♪」
幼馴染「帰ってきたら……私と、け、結婚…♥」
村長「おお、ここにいたのか。勇者が帰ってきたぞ。みなで出迎えるから来なさい」
幼馴染「はい!」
勇者「ただいま」
幼馴染(勇くん! ほんとに帰ってきてくれた! わぁ、昔よりかっこよくなってる!)
女僧侶「へぇ、ここが勇者様の村ですかぁ♥」ギュッ
女戦士「のどかで良い村だな♥」ベタベタ
女魔法使い「ここならみんなで静かに暮らせそう…♥」イチャイチャ
幼馴染「……😳」
勇者「あぁ幼ちゃん。ひさしぶり」
幼馴染「おかえり……」
勇者「うん。ただいま」
女僧侶「誰ですか?」
女魔法使い「友達……?」
女戦士「おい勇者、紹介しろよ」
幼馴染「!」
勇者「えっと」
勇者「お隣さんの幼ちゃん。じゃ、またあとで」
幼馴染「!! う、うん……ゆっくり休んで……」
幼馴染(15年も一緒だった幼馴染なのに!?)
幼馴染(もしかして、勇くんはもう約束なんて覚えてないのかな…)
幼馴染(あの四人、仲良さそう……)
幼馴染(5年も一緒に辛い旅を共にしたんだし、そんなの当然だよね……)
幼馴染(きっと私なんかよりずっと強い絆があるんだろうな…)
村長「どうしたんじゃ沈んだ顔して」
幼馴染「いえ……」
村長「そういえば勇者の連れの娘さんたちもこの村で暮らしたいそうじゃぞ」
幼馴染「ぇ……やっぱりそうなんだ」
村長「これまではお主と勇者以外に若いもんなんておらんかったし」
幼馴染(だから良かったのに……)
村長「勇者一行の所在となれば、村おこしで財政もウハウハじゃ」
幼馴染(私は勇くんとふたりで静かに暮らしたいのに……)
幼馴染「はぁ……とりあえずお風呂入ろうっと…」
勇者「うわっ、幼ちゃん!急に入ってくるなよびっくりしたぁ」
幼馴染「きゃっ、勇くん入ってたんだ…」
勇者「そりゃこの村と言ったらこの癒やしの温泉だしな」
幼馴染「うん」
勇者「旅の途中もこの温泉が恋しくてたまらなかったよ。幼ちゃんと入るのもひさしぶりだな」
幼馴染「そ、そうだね/// お互い大人になったからちょっと恥ずかしいな」
勇者「幼ちゃん、変わったな」
勇者「昔はもっとガサツだったのに、女のコっぽくなったっていうか」
勇者「見かけはあんまり変わってないけど、変な感じ」
幼馴染「勇くんもカッコよくなったね……」
幼馴染「きっと、すごくモテるんだよね?」
勇者「え?」
幼馴染「うん、だってあの子たち……勇くんのこと好きだと思うよ。私の勘だけど」
幼馴染「色々…あったんでしょ?」
勇者「……! ないないない! あってたまるか」
幼馴染「うそつかなくていいよ。あんな可愛い子たちに迫られて勇くんが我慢できるわけ」
勇者「ほんとにないんだって!」
勇者「てか、あいつらを女として認識してない! ただの仲間! 仕事の同僚!」
勇者「女僧侶はアンデットやゴーストを浄化しまくってキマッちゃうサイコ女だし」
勇者「女魔法使いは動物魔物問わずいろんな生き物捕まえて薬の実験材料にするキ○ガイなの!」
勇者「あいつらの蛮行を普段から見てて、やつらに興奮できるわけない」
勇者「この限界集落につれてきたのも、世間からやつらを隔離するためなの!!」
幼馴染「そ、そうなんだ…」
幼馴染「え……」
勇者「俺ももう20だ。そろそろ嫁を探さないといけない」
幼馴染「あの……」
勇者「あいつらは何があってもお断り! あんなやつらと交わったら俺までおかしくなる」
女戦士「おーい、なんかあたしらの悪口いってねーか?」
女僧侶「女湯まできこえてますよ……」
女魔法使い「またお仕置きしなきゃ」
勇者「ひっ! ほらな! 俺は村を発つぞ」
幼馴染「……」
勇者「お前はまぁ……しらん、好きに生きろ。いやもう好きに生きてるだろその様子だと」
勇者「俺なんかより良き理解者は探せば世の中にたくさんいるだろうよ、な?」
幼馴染「うう、でも私は勇くんと一緒にいたいよぉ……」
幼馴染「約束したよね…旅から帰ってきたとき、私がちゃんと一人前の女になつてたら結婚してくれるって…」
幼馴染「わたしの何がだめなの……うぇぅ…」
勇者「ち○ぽ」
幼馴染「……」
幼馴染「生えてたらだめなの?取ればいい?」
勇者「取ればとか、そういう問題でもないかな……」
勇者「じゃあ、俺先に上がるから。髪ちゃんと乾かして寝ろよ……」
勇者「5年でそんだけ伸ばしたの、似合ってるとは思うぞ」
幼馴染「勇くん♥」
勇者「あぁ。この村にいたら色々と身が危なそうなんで」
村長「勇者ともあろうものが情けない」
勇者「せっかく魔王を倒して世界を平和にしたんだから、俺だって人並みの幸せを手にしたいんだよ」
勇者「じゃそういうことで村のみんなにはよろしく伝え」
幼馴染「勇くん♥」ひょこ
勇者「うわっ」
幼馴染「村長。私勇くんの旅についてくことにきめました」
幼馴染「だってまた勇くんがいなくなるなんて私耐えられないよ」
幼馴染「5年も待ったんだよ…? ちゃんと約束守ろうよ、ねぇ勇くん?♥」
勇者「……」ブルブル
勇者(このストーカーサイコホモに俺はうんざりして、あの日旅立ちの解放感からつい思ってもないことを口走ってしまったのか)
勇者(そもそもこの村に帰ってくるという判断が悪かった)
幼馴染「やったーまた勇くんと一緒だぁ♥」
村長「末永く幸せにな」
勇者「なんでだよ! おかしいとおもうだろ!」
村長「わしの5年間ききたい? 毎日毎日お主への熱い思いと恨み言をぶちまけられ続け」
村長「やれ文を出せ、王都で近況を探れだの、それを朝昼晩5年間ンンンン」
幼馴染「もー村長♪ 恥ずかしいからそれは内緒の約束でしょ♪」
勇者「……」
村長「ふたりそろって村に住むか、もしくはふたりそろって出ていってくれるなら許すぞ♥」
幼馴染「やったぁ♥」
勇者「そのかわり」
勇者「あくまで俺の嫁探しの旅だからな? 嫁見つかったら荷物まとめて村に帰れな?」
幼馴染「うん、それでいいよ♥」
勇者(こうして俺は幼馴染と嫁探しの旅に出た)
勇者(のだが)
勇者「お美しいお嬢さん、俺の奢りです。一杯付き合ってくれませんか?」
女「は、はぁ…そちらの方は」
幼馴染「おかまいなくー」ニコニコ
勇者「……」
30分後
女「そんな綺麗な子つれてるならその子とふたりで楽しく飲めばいいじゃない! あたしのことバカにしてるでしょ!」
勇者「あぁ、待って…!」
幼馴染「……」ニコニコ
幼馴染「お嫁さん見つからないねー」
勇者「誰のせいで…」
幼馴染「もう諦めて私で我慢しようよ。えへへ、綺麗な子ってまた言われちゃった♪」
幼馴染「何が不満なの? 私は器量よしだし、家事も得意だし、こんなに可愛いんだよ?」
勇者「ち○ぽ、かな……」
勇者「あと、性格…? なんで邪魔するの」
幼馴染「邪魔なんてしてないよ。勇者の嫁にふさわしい子を一緒にさがしてあげてるんだから」
幼馴染「ていうかもう内縁の妻なんだけどね♥」
勇者「助けて……助けて……」
勇者(こうして俺は一年かけて数百名の女のコにフられ続けた)
勇者(しかしある日)
勇者「はい」
勇者(一国のお姫様…まさかパーティで知り合えるなんて)
姫「お噂はかねてより」
勇者(姫なんてまさに勇者の俺にふさわしいスーパーハイスペック美少女! 絶対ものにするぞ)
勇者「噂ですか、はは。僕ひとりのことではないので、お恥ずかしい限りです」
姫「ええ。貴方様はずいぶん、愛妻家でいらっしゃるとのこと」
勇者「え…」
幼馴染「♥」
姫「羨ましいです」
姫「女方はみな噂しておりますわ。奥様を見せつけるように自慢されたと」
姫「これほど美しいんですもの。そう感じる人が多くても仕方ありませんわね」
幼馴染「嫉妬がきもちいいです」
勇者「いや、それは…誤解で、こいつは妻でもなんでもなくて」
勇者「えっと、なんていうか腐れ縁というか」
幼馴染「生まれたときからこれまで、20年以上の付き合いなんです♪」
姫「まぁ、羨ましい。あなた方の深い関係に私などが入り込む余地はございませんね」
姫「これをもっていると必ず子宝に恵まれると伝えられているのですよ」
勇者「こ、子宝…あはは」
姫「はぁいつか私のもとにも勇者様のような愛妻家の素晴らしい方がきてくれないものでしょうか…」
勇者(おわった……)
その夜
幼馴染「子宝。子孫繁栄のオーブだって♥」
勇者「なんの役に立つんだこれ……」
幼馴染「オーブって願いを込めるんだよね。やってみよ♥」
勇者「くだらねぇ。俺はもう寝るぞ。くそー姫様…俺の嫁に…しくしく」
オーブ『その願い、確かに受け取った』
幼馴染「え?なんか急に光だし、うわっ、まぶし」
勇者「なんだなんだ!?」
勇者「こ、これは……なにがおきたんだ」
幼馴染「わぁ♥ なるほどねぇ、これなら子づくりできるね」
勇者「な、無い…俺の聖剣が……」
幼馴染「なにが?」
勇者「なんの奇跡かしらんが、性が転換するとしてもお前が女体になるんじゃないのか!?」
幼馴染「えー?わたしもう女だよ?」
勇者「気持ちの話してねぇよ!」
幼馴染「勇くんと結婚できて子供がつくれるなら、そんなのどっちでもいーよ♥」
勇者(その曖昧さのせいで俺がこんな体になったんだろ!)
幼馴染「わぁ、勇くんちょっと体つきが丸っこくなったねぇ」
幼馴染「お肌も柔らかい…♥」
勇者「いやーーやめろぉ!」
幼馴染「押し込めてた♂の本能ちょっとでてきちゃったかも♥」ムクリ
勇者「ひっ……」
幼馴染「勇くんの嫁探しの旅、今日で終わらせようね♥」
幼馴染「お嫁さんはまさかの勇くんでしたー♥」
幼馴染「ってことで、いただきまーす♥」
勇者「うわああぁあぁあ!!!」
勇者(その夜俺は女になった)
勇者(幼馴染は長年溜め込んだものを吐き出すかのように、淫れに淫れて俺を求めまくった)
勇者(俺は俺で、徐々にこの女体にも慣れていき、幼馴染の与えてくる快楽にもやがて酔いしれるようになった)
勇者(そんな爛れた性活が数ヶ月つづき)
勇者(俺の体がオーブの力で子宝を授かったのはいうまでもない)
幼馴染「お腹、おっきくなってきたね♥」
勇者「あ、あぁ……♥」
勇者「みんなどう思うだろうか…」
幼馴染「びっくりするだろうね」
勇者「そうか…村に帰ってもあの3人に言い寄られることはこれでもうないのか…すこし安心したような」
幼馴染「うんうん。私達の邪魔者はもう誰もいないよ♪」
幼馴染「ねぇ、村に帰ったら式もあげようね」
勇者「う、うん…もう幼ちゃんのしたいようにしてくれ」
めでたしめでたし。
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「ランダム」カテゴリのおすすめ
コメント一覧 (24)
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- 2020年06月27日 10:25
- ちょっと興奮した
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- 2020年06月27日 11:11
- 結局ホモやんけ!!
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- 2020年06月27日 11:20
- 予想してた展開に近いけどなんか色々と違った
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- 2020年06月27日 11:44
- 「勇くん」の時点でダメ
実際にありそうな略称使っちゃ駄目
わざわざ固有名詞消す必要なくなるでしょ
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- 2020年06月27日 11:52
- >>4
よう勇くん
幼馴染♂の子供を孕んだ気持ちはどんな感じだ?
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- 2020年06月27日 12:33
- >>4
おは勇くん
はよ女になれ
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- 2022年01月16日 21:03
- >>4
なんで?
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- 2020年06月27日 11:52
- 脳が破壊されると思ったら修復されてバグりそう
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- 2020年06月27日 11:53
- めで…たし?
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- 2020年06月27日 12:14
- いつから幼馴染が♀だと錯覚していた・・・・
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- 2020年06月27日 12:18
- 壊れかけた脳が喜んでる
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- 2020年06月27日 12:30
- 脳が混乱してる
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- 2020年06月27日 14:08
- ジャンルはサイコホラーですね(確信)
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- 2020年06月27日 16:14
- な、なるほどぉ
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- 2020年06月27日 20:27
- 好きな男の嫌がる事をして得た快楽の味はどうだ?俺は最高だよ
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- 2020年06月28日 00:39
- ホラーSSやめろ
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- 2020年06月28日 04:01
- ナイス著述トリック
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- 2020年06月28日 11:12
- >>16
マジレスすると叙述トリックな
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- 2020年06月28日 10:40
- ( ;∀;)イイハナシダナ-
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- 2020年06月28日 18:00
- ノンケがホモに捕まってメス堕ちしただけやん
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- 2020年06月28日 23:24
- やっぱホモって糞やわ
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- 2020年06月29日 12:17
- エロssの書き方上手いからもっと書けオラッ
-
- 2020年06月29日 15:36
- キモい(火の玉ストレート)
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- 2020年07月09日 15:51
- えっ、きも…